化粧品会社の「ディーエイチシー」が、在日コリアンに対する差別的な内容を含む文章を公式サイトに掲載していた問題を受けて、ふるさと納税の返礼品の共同開発などに向けた連携協定を結んでいる県内の自治体の間では、協定を解約したり、見直したりする動きが相次いでいます。 化粧品会社の「ディーエイチシー」は去年11月、自社の公式サイトに、競合する他社のCMに起用されたタレントについて、根拠を示さずにほぼ全員がコリアン系だとするコラムを掲載し、差別を助長するものだとして批判が広がっています。 これを受けて、4年前に「ディーエイチシー」と健康づくりや地域活性化に関する包括連携協定を結び、ふるさと納税の返礼品として、知覧茶のサプリメントを共同で開発してきた南九州市は、先月28日からネット上での返礼品の取り扱いを中止したということです。 市によりますと、協定の見直しや解約を求める苦情がこれまでに十数件寄せられてい