「700万人」。 厚生労働省が推計した再来年、2025年時点での65歳以上の認知症の患者数です。このうち6割から7割を占めるとされるのがアルツハイマー病ですが、まだ根本的な治療法はありません。 こうしたなか、日本の大手製薬会社「エーザイ」などが開発した「レカネマブ」という新たな薬が今月6日、アメリカで承認され、実際に患者への利用が始まる見通しとなりました。この薬の登場によって、認知症の治療のありかたが変わるかもしれません。 (科学文化部 記者 岡肇) 「症状がこれ以上進んでほしくない」 都内にある認知症の専門クリニックです。 社会の高齢化により患者が増加するなか、長年患者の診察を続けてきた医師は、コロナ禍で人と人との交流が減ったことが症状の悪化に影響を与えていると感じています。 メモリークリニックお茶の水 朝田隆 理事長 「コロナ禍がマイナスに働いて、認知機能が衰える人は少なくないと思いま
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