NHKは、21日に法廷で上映された映像を遺族の弁護団から入手しました。 映像には、裁判の争点の1つで、出入国在留管理庁がおととし夏に公表した最終報告で、対応が問題と指摘された部分も含まれています。 ▼亡くなる11日前の2月23日午後7時20分ごろの映像では、ウィシュマさんがベッドの上で「担当さん」「はやく」と職員を呼び、渡されたバケツを抱えておう吐しています。 その後、身ぶりなどで点滴をしてほしいと求めるウィシュマさんに対し、職員は、「ちょっとできないわ、わかんないから」とか、「それは、私たちお医者さんじゃないから、それできないからさ」などと答えていました。 この対応について、最終報告では「体調不良に関して訴えたかった内容が看守勤務者に正確に伝わらないなど意思疎通に問題が生じることがあった。通訳をより積極的に活用する必要がある」などと指摘されました。 その後、裁判では、遺族側が「点滴だと誰
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