単体テストって何だろう? 皆さんがプログラムの開発を行うとき、どういう作業を行なうでしょうか。ソースコードの作成、デバッグ、以上。――という人が、案外圧倒的かも知れませんね。デバッグしてちゃんと動いたら、それで完成だ、という感じ。 けれど、実際問題として「デバッグはしたんだけど、実際に使ってみると思ってもみなかったところで問題が発生した」なんてことはよくある話です。こうした問題をあらかじめ回避するために、最近は「テスト」が重要視されるようになってきつつあります。 テストというのは、文字通り「できあがったプログラムがちゃんと動くかどうか試してみること」です。「それぐらいちゃんとやっているさ」と思った人。このテストというのは、プログラムを作った本人が自分でやっては意味がないのですよ。 プログラマというのは実に不思議な生き物です。プログラマは、自分の作ったプログラムを動かすとき「問題が起こりそう
プロパティファイルは使用するプラグインやテスト実行に関する設定を記述するファイルです。通常はすでに存在する初期値のEnvironment.propertiesファイルをそのまま利用することで問題ありません。 Jameleonでは、次のようなテストを作成することができます。 JUnitプラグインを使ったホワイトボックスレベルのテスト。すべてのJUnitの機能タグはほかのプラグインの機能と一緒に利用可能 Jiffieプラグインを使ったIEベースのテスト。このテストはWindows環境でのみ実行可能 HtmlUnitプラグインを使ったブラウザベースのテスト。一部のJavaScriptsとXPathについてもサポートしている HTTPUnitプラグインを使ったブラウザベースのテスト。HtmlUnitプラグインではコンテンツベースでテストするのに対し、HTTPUnitではHTTPの通信ベース、つまり
第7回 オープンソースの自動化テストツール「Jameleon」の概要:理論的、計画的なWebアプリケーションのテストの実現(1/2 ページ) この連載では、さまざまなテストプロセスがあることを説明してきた。今回は、自動化に向いている機能テストを考えつつ、それを実現するオープンソースのフレームワーク「Jameleon」を紹介しよう。 「テストの自動化」と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが、JUnitなどのxUnitを利用した単体テストだと思います。JUnitはJavaの単体テストのフレームワークとして最も有名なもので、JUnitを利用することで、単体テストの自動化を簡単に実現できます。 すでに、この連載の中でさまざまなテストプロセスがあることを説明してきました。前回からかなり時間が経ってしまったので、これまでの連載を読み返し、テストプロセスの種類を再度確認してみるのもいいでしょう。
Cactusの概要とアーキテクチャ CactusはJUnitだけではテストできない、Servlet、JSP、Filterなどをテストするためのテストフレームワークであり、Jakartaプロジェクトによって開発が進められています。Cactusの設定/利用方法の前に、まずは簡単に仕組みについて解説します。Cactusを利用せずにServletをテストするには、次のような手順で行うことが多いでしょう。Webアプリケーションをサーブレットコンテナ(Tomcatなど)にデプロイするクライアントのブラウザから、Webアプリケーションに対してリクエストを送信する指定されたServletが実行され、処理結果(レスポンス)をクライアントに返す処理結果(レスポンス)をブラウザで視認する この2)、4)のブラウザからリクエストの送信&処理結果(レスポンス)を視認するというところが厄介で、大規模なWebアプリケ
今回から2回にわたり、システムのシートベルトとでもいうべき「テスト」について考えていきます。XPではテストに関して「テストファースト」に代表される、独自のアプローチを取っています。それらは通常の開発に慣れた人にとっては、奇異に映るかもしれません。しかし、実際に開発に取り入れて実践してみると、大変合理的な手法であることに気付くと思います。今回は「テストの意義」と「テスティングフレームワーク(主にJUnit)」について解説し、その後Eclipseを利用した効果的な単体テストの活用法に焦点を移します。 ■テストのプラクティスの位置付け XPはテスト駆動型の開発プロセスです。テストはXPの各プラクティスの中で最も中心的な役割を果たします。テストのプラクティスを実践することで「リファクタリング」「シンプルな設計」「継続した結合」「短期リリース」「週40時間」などのほかのプラクティスが強化されます。ま
EclipseとJUnitによるテスティング(2) テストファーストでコードを作成する:快適なXPドライビングのすすめ(5) 前回「EclipseとJUnitによるテスティング」は「テストの意義」と「テスティングフレームワーク」に焦点を絞って解説しました。今回は実際にEclipseを使ってテストファーストでコードが作られていく様子をチュートリアル形式でご紹介します。JUnitを用いた単体テストはXP開発でなくてもシステムの品質向上に十分に役に立つプラクティスです。ぜひJUnitの持つパワーを体験してみてください ■EclipseでJUnitを使ってみよう EclipseにはすでにJUnitによるテスト実行環境が備わっています。そのほかにもCVSやリファクタリングと、まさにXPのための開発環境だといえます。それでは、Eclipseでテストファーストをやってみましょう。Enjoy Testin
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く