弥生(岡本浩一郎社長)とマイクロソフト(樋口泰行社長)は、ITの導入・利活用が遅れている小規模法人・個人事業主の「自計化」促進に向けて協業する。弥生は、協業のなかで、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」を開発基盤とした「弥生SaaS(仮称)」を2011年半ばに発売予定。2010年半ばには、一部顧客とパートナー向けにベータ版の提供を開始する計画だ。 岡本社長は、09年6月の『週刊BCN』の取材に対して、「弥生会計」などの自社ソフトウェアのクラウド提供を「2010年末までに開始する」と明言していた。さらに、「Googleの『Google App Engine』と『Windows Azure』の両クラウド基盤で、まったく新しいアプリケーションによる新サービスの開発を進めている」ことを明らかにしている。 今回の両社の協業で、弥生はマイクロソフトのクラウド基盤を利用する