年間313万キロの合成殺虫剤がコットン栽培に使用されている。しかも、これはカリフォルニア州だけでの話。 でも、誰も気にしないことだろう。なぜなら、コットンを食べるわけではないから・・・。 殺虫剤は、コットンに直接散布される。そのコットンは加工されて、大半が私たちの衣類になるのだ。 しかし、代替案はある。オーガニック栽培のコットンは、農薬も、殺虫剤も、除草剤も使用しない。 ここでは、一般的なコットンの恐怖とオーガニックコットンの現状を紹介していこう。 01. コットンは食品ではないので 農薬が大量に使用されている オーガニックコットンについて語る前に、既存のコットンの話から。 冒頭にもある通り、コットンは食品ではないため、農薬の規制が少ない。そのため、生産過程では膨大な量の農薬が使用されている。例えば、アメリカでは、農薬の約10%が農地全体の約1%に過ぎないコットン栽培に使用されている。さら