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ブックマーク / hiroyukimurata.jp (18)

  • シニアにはどの告知チャネルが有効か

    高齢者住宅新聞 介護保険に頼らないシニアビジネス成功さらなる12のヒント 第7回 シニア向けの情報発信メディアとして有効なのは、市町村が発行する広報誌などの公的メディアだ。シニアはこれらに最も信頼し、よく目を通す。郵便受けに投げ込まれても読まれない媒体は多いが、シニアは行政機関の広報誌だけは捨てずにじっくり読む。 また、役所の掲示板の張り紙や、そのそばに置いてあるチラシは結構よく見られる。行政機関にあることからシニアから安心感を持たれやすい。市町村の交流センター、シルバー人材センター、公民館や体育館などの公的機関も、情報発信メディアとして考慮に入れておくとよい。 フリーペーパーは、タブロイド紙や雑誌の形態を取った地域密着型の無料情報誌だ。付帯するクーポンは割引券が多いので、主婦層は熱心に利用する。シニア向けで代表的なのは「リビング新聞」「ぱど」がある。配布形態は、「ラックなどによる店頭設置

    シニアにはどの告知チャネルが有効か
  • 65歳以上のスマホ保有率減少 シニア目線で改良必要

    経済新聞夕刊 2016年1月13日 読み解き現代消費 視力の衰えと高額な通信料がシニアのスマホ利用の障害となる 2012年から15年までの総務省「通信利用動向調査」を読むと面白いことに気が付く。15年は、スマートフォン(スマホ)とタブレットの保有率が高齢者の世帯で減少に転じたのだ。スマホが65歳以上の世帯、タブレットが70歳以上の世帯で初めて前年を下回った。 数年前の市場予測ではスマホもタブレットも毎年増加が続くとされ、通信事業者やメーカーがシニア向け商品の普及にかなり注力してきたにもかかわらず、減少した理由は何だろうか。 スマホ減少の第一の理由は、視力の衰えだ。高齢者向け宿泊予約サービスのゆこゆこ(東京・中央)の調査(15年10月)では、50歳以上の82%が老眼で45%が目の疲れを感じている。 さらに年齢が上がれば眼精疲労、ドライアイや白内障を患う場合も多い。スマホの小さな画面で文字

    65歳以上のスマホ保有率減少 シニア目線で改良必要
    stj064
    stj064 2016/03/07
    "タブレットは状況が少し異なり、60歳代では増加傾向が続いている"
  • 「わくわく消費」がシニア層と日本社会を元気にする

    C-magazine 2015年秋号 特集 シニア市場を切り拓け キヤノンマーケティングジャパンのグループPR誌『C-magazine』の特集「多様な価値観が溢れる時代の成功のカギとは?シニア市場を切り拓け!」にインタビュー記事が掲載されました。 記事タイトルは『「わくわく消費」がシニア層と日社会を元気にする―――シニアマーケティングを読み解く視点』です。 インタビュー記事以外のコラム「シニア層はますますオンラインショッピングのヘビーユーザーになる!」も有用でしょう。 また、セブン-イレブン、第一興商DKエルダーシステム、タニタ健康プログラム、カーブスなどおなじみの事例紹介、プリヴェAGのハズキルーペ、明治乳業のメイバランスMiniカップ、タイガーの土鍋圧力IH炊飯ジャー、ブリジストンの電動アシスト自転車などシニア層のニーズに応えたヒット商品も取り上げられています。 シニア市場に取り組み

    「わくわく消費」がシニア層と日本社会を元気にする
    stj064
    stj064 2015/11/16
    “シニア層はますますオンラインショッピングのヘビーユーザーになる”
  • 時代性の変化とシニアの消費行動の変化

    不動産経済 連載 シニアシフトの衝撃 第11回 「時代性の変化」はシニアの消費行動に大きく影響する。今回は直近10年あまりでの時代性の変化とシニアの消費行動のトレンドについてお伝えする。 従来:退職後は、毎日遊んで暮らす 現在:退職後も、週3日は仕事をする 2000年代中頃までは、退職後は仕事をやめてのんびり過ごすライフスタイルが「ハッピーリタイアメント」の理想形だった。首都圏に住んでいる人なら、長野県や栃木県などにセカンドハウスを購入し、退職後は晴耕雨読を目指す人が多かった。また、多くのデベロッパーがアメリカ型の大規模なリタイアメント・コミュニティを模倣し、退職後の夢の生活を謳うゴージャスな自立型有料老人ホームを争って建設した。 しかし、2007年以降のリーマンショックで、こうした不要不急市場は事実上消滅した。さらに、東日大震災以降に起こったユーロ危機、アメリカの景気低迷、イランの核開

    時代性の変化とシニアの消費行動の変化
    stj064
    stj064 2015/11/04
    "シニアは外出が不自由になるとネットショッパーになる"
  • 「一人暮らし世帯特有」の価値を商品に組み込む

    シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第102回 キーワードは「小型・軽量・健康・安心・手軽・高品質」 社会の高齢化が進むと一人暮らし世帯が増える。この世帯が求める価値のキーワードは「小型(小口)」「軽量」「健康」「安心」「手軽」「高品質」だ。 小口化健康志向は、現在コンビニやスーパー各社が進めている商品戦略の柱である。セブン-イレブンの小口総菜「セブンプレミアム」がその代表だ。サバの味噌煮、ポテトサラダ、ひじきの煮物、けんちん汁、牛タンシチューなどの総菜を、100~500円程度の価格帯で品揃えしている。 また、イオンの子会社の「オリジン弁当」、イオン葛西店などで見られる「一人用刺身」「小口デザート」なども一人暮らし世帯をターゲットとした商品だ。 一方、雑誌「いきいき」のロングセラー商品、「ふくふくの人参ジュース」は健康志向を訴求したものである。有機栽培の人参を原料とした1

    「一人暮らし世帯特有」の価値を商品に組み込む
    stj064
    stj064 2015/10/13
    "「一人でも楽しめる」商品はシニア市場では大きな需要がある"
  • 昔ほしかったものを今なら こだわり消費

    産経新聞 2015年1月8日 特集 団塊男子 青春よ ふたたび 産経新聞が正月明けから掲載しているシリーズ「団塊男子 青春よ ふたたび」の4回目に私へのインタビューをもとにした記事が掲載されました。以下に該当部分を掲載します。 時間の制約から解放され、金銭的にゆとりの出てきた今、昔できなかったことをする 「40代で『昔やった』などと買い、50代半ばを過ぎると昔ほしかったが買えなかった物を買った」。団塊の消費傾向をこう分析するのは、シニアビジネスに詳しい東北大特任教授、村田裕之さんだ。 戦争体験のある世代と違い、高度経済成長期に育った団塊は積極的に消費した。ただ、買ったのはTシャツやレコード。今ほど豊かではなく、欲しくても買えなかったものがあった。だから、時間の制約から解放され、金銭的にゆとりの出てきた今、昔できなかったことをする。 男性の特徴は「学びたい」「刺激が欲しい」という欲求にある。

    昔ほしかったものを今なら こだわり消費
    stj064
    stj064 2015/01/14
    "彼らは登山や釣りなど特定の分野に絞ったものを好む。成功ポイントは徹底的に凝ること"
  • 格安スマホ、シニア飛びつく 品質と価格設定の妙

    経済新聞夕刊 2014年12月17日 読み解き現代消費 格安のスマートフォン(スマホ)がシニア層に人気 格安のスマートフォン(スマホ)がシニア層に人気だ。口火を切ったのは既存の大手キャリアではなく、小売業のイオンである。2014年4月、端末代と通信料合わせて月額2980円(税別)で発売した格安スマホに、多くのシニアが飛びついたのだ。 格安スマホブームの口火を切ったのは小売業のイオンだった。同社の格安スマホの場合、購入者に占める50歳以上のシニア層の割合は50%に上るという。当初のモデルで指摘された通信速度の遅さなどの問題は、競合他社の新規参入が相次いで機能の向上が進んだ結果、徐々に解消されている。 10月に新規参入した楽天は月額利用料を2200円に抑えながら、高品質をうたっている。格安スマホの浸透は大手キャリアを脅かすほどになりつつある。 なぜ、多くのシニアが格安スマホに飛びつくのか。

    格安スマホ、シニア飛びつく 品質と価格設定の妙
  • 提言・ホームセンターのための『成功するシニアビジネス』

    ダイヤモンド・ホームセンター11月号特集 実践!シニアマーケティング オムニチャネルはシニアシフト対策!元気なシニアとそれ以外の層で分けてビジネスを考える ホームセンター(HC)にとって60歳以上のシニアは、人口のボリュームも大きく今後ますます重要な顧客層。そのシニアにうまくアプローチして結果を残すには、具体的にどうすればいいのだろうか? シニアビジネス分野の第一人者で『成功するシニアビジネスの教科書』などの著書がある村田アソシエイツ代表取締役でエイジング社会研究センター代表理事、東北大学特任教授も務める村田裕之氏にうかがった。(構成=寺尾淳) ホームセンターはシニア向けに一番いいポジション シニア市場は「多様なミクロ市場の集合体」です。この市場は、人数は多いけれど人により欲しいものも好みも違い、一つの商品がメガヒットになりにくい。その意味ではHC業態はさまざまな商品が豊富にあり、その中か

    提言・ホームセンターのための『成功するシニアビジネス』
  • いかにしてシニア顧客にリーチするか(1) アウトバウンドよりインバウンドを促す

    シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第91回 「営業は足とド根性」は過去の話 企業の担当者からよく受ける質問の一つに「シニアの顧客にリーチするのにどうするのが一番よいか?」というのがある。このような質問をしてくる人は、消費者に対する直接の接触チャネルを持っていない製造業系の会社の人が多い。今回から数回に渡り、シニア顧客に対する賢いアプローチの仕方についてお話しする。 シニア顧客にリーチする方法として、アウトバウンドとインバウンドがある。アウトバウンドとは企業から顧客にアプローチすること、インバウンドとは、顧客から企業にアプローチすることを指す。 インバウンドには顧客から質問や相談の形で問い合わせが来ることも含む。企業からの売り込み電話、DM送付、チラシの投げ込みなどはアウトバウンドで、コールセンターなどに来る問い合わせがインバウンドになる。 シニアビジネスでは、必死でアウ

    いかにしてシニア顧客にリーチするか(1) アウトバウンドよりインバウンドを促す
  • 顧客ニーズが直接見える仕組みを「自前」で持つ

    10月10日 シルバー産業新聞 連載「半歩先の団塊・シニアビジネス」第90回 業者に委託した市場調査結果の90%は役に立たない シニア市場に進出するためには、まずは何から始めたらいいのか?こんな質問をよく受ける。それに対する一番の答えは、顧客ニーズが見える仕組みを自前で持つことだ。 一般に大企業がシニア市場への足がかりとして最初に行うのが、調査会社にアンケート調査、グループインタビューなどの市場調査を依頼することだ。しかし、私が見てきた限り、そうした調査結果の90%は役に立っていない。 なぜなら、調査を依頼する側が、シニア市場でどのような商品やサービスを生み出して、どういう販路で売り出していくか、といった戦略仮説がないまま、とりあえず市場の状況を調べてみよう、という程度のものが結構多いからだ。 その程度のことに割ける予算があるのなら、自社で製造した商品が末端のエンドユーザーの間でどのような

    顧客ニーズが直接見える仕組みを「自前」で持つ
  • テレビ朝日「グッドモーニング」にシニア家電の解説で出演します

    9月25日朝7:00過ぎ頃 テレビ朝日系列(全国放送) シニア向け家電の「こだわり」とは具体的に何か、なぜ、50代・60代向けなのか 明日26日朝7:00過ぎ頃、テレビ朝日系列「グッドモーニング」にシニア向け家電の解説で出演する予定です。 先日パナソニックがシニア向け家電製品を発表したということで、私のところにもいくつか取材依頼が入りました。9月18日の読売新聞朝刊にもそれに関する記事が私のコメントと共に掲載されました。 しかし、後できちんと見ると、パナソニック自体は「シニア向け家電」という言い方は一切していませんでした。代わりに50代・60代を「目きき世代」などと呼び、これを対象にした製品群を「Jコンセプト」と呼んでいます。JはJapanと上質のかけ言葉とのことです。 50代・60代全員が、目が肥えているわけではないので、50代・60代を「目きき世代」と呼ぶことには違和感があります。世代

    テレビ朝日「グッドモーニング」にシニア家電の解説で出演します
    stj064
    stj064 2014/10/06
    "50代・60代を「目きき世代」と呼ぶことには違和感があります。世代という言葉の濫用と言わざるを得ません"
  • 「仕事」と「消費」で高齢者は社会参加へ

    リベラルタイム3月号「日の高齢者」の未来 「超高齢社会・日の未来」というテーマ 月刊誌リベラルタイム3月号の特集「豊かな老後」「不幸な老後」に『「仕事」と「消費」で高齢者は社会参加へ』と題した小論を寄稿しました。今回の小論は、編集部より「超高齢社会・日の未来」というテーマで、2,500字程度で執筆してほしいとのご依頼があり、寄稿したものです。 拙著「シニアシフトの衝撃」上梓以来、多くのメディアから取材や寄稿のご依頼をいただいています。ただ、それらのご依頼のなかには、お決まりのテーマや表面的な質問にとどまるものがしばしばあり、せっかく対応してもがっくりくることがあります。 しかし、リベラルタイムという雑誌は、最近では貴重な硬派のジャーナリズム雑誌であること、そこからご依頼いただいたテーマが、久々の直球勝負のものだったので、私としてもそれなりに気合を入れてまとめたものです。 限られた字数

    「仕事」と「消費」で高齢者は社会参加へ
  • シニア割引「婚活」にも 行楽、飲食店、幅広く

    読売新聞 2013年12月14日 家計の知恵 高齢者向け低料金コースを導入後、会員が導入前に比べ2.4倍に増えた 日の読売新聞朝刊「家計の知恵」コーナーに、シニア割引に関する記事が掲載されています。実に幅広い業種の例が取り上げられており、現在のシニア割引の動向がよくわかる記事になっています。私のコメントも引用されています。 最初に取り上げられているのは、結婚相談大手の「ツヴァイ」。顧客の年齢層が徐々に高齢化してきたことから、2011年に高齢者向け低料金コースを導入したところ、会員が導入前に比べ2.4倍に増えたとのこと。 人口動態のシニアシフトが進んでいるので、高齢期の時間が延び、ライフステージも従来とは異なるものが求められていくので、そこを狙った割引サービスと言えましょう。 子、孫との三世代消費狙い割引も 次に取り上げられているのは、全日空やJRグループなどの交通機関、ホテルのシニア割引

    シニア割引「婚活」にも 行楽、飲食店、幅広く
  • 増える「おひとりさま」と支援サービスの可能性

    保険毎日新聞 連載 保険業界はシニアシフトにどう対応すべきか?第4回 「一人で時間を過ごす人」の割合が増える 多くのサラリーマンにとって退職後の大きな変化は、生活リズムが「職場中心」から「個人中心」になることだ。サラリーマン時代は常に上司、同僚、部下、取引先が周辺にいて、昼は一緒にランチべ、夜は居酒屋で一杯やり、休日は接待ゴルフに出かけていた。 ところが退職すると、こうした機会がなくなる。毎日一緒だったのが嘘のように、職場の人たちと会う機会がなくなる。この変化に対して退職後しばらくの間、気持ちがついていかない。生活リズムが激変するからだ。 一方、退職後はと一緒に過ごそうと思っていても、そう簡単にはいかない。夫よりもはるか昔に退職した“先輩”は、自分の生活リズムをすでに確立している。趣味仲間や旅行の相手も豊富だ。 世間では「退職後は地域デビューを」とか言われるが、退職サラリーマンにとっ

    増える「おひとりさま」と支援サービスの可能性
    stj064
    stj064 2013/07/09
    "クラブ・ララ"
  • 世代特有の嗜好性をいかにして消費につなげるか?

    販促会議7月号 連載 実例!シニアを捉えるプロモーション 第五回 シニア人の「世代特有の嗜好性」が消費行動に影響することがある。今号は「世代特有の嗜好性」を消費につなげるための勘所を整理する。 ただし、この「世代効果」だけに特化したマーケティングは必ずしも有効ではないので要注意だ。その理由は、「世代特有の嗜好性」が消費行動に反映されるのは、前回までに述べた他の要素が変化する時だからである。 1. ターゲット世代の幼少期から大学時代までの文化・世相を知る 世代特有の嗜好性の多くは20歳までの文化体験(世代原体験)で形成される。 世代原体験には生活、文学、音楽映画漫画テレビ番組、ファッション、スポーツなどがある。各世代の幼少期から20歳までの文化・世相を知っておくと当該顧客と接する時の消費行動を理解する一助になる。 団塊の世代(1947年1月1日から1949年12月31日生、現在64

    世代特有の嗜好性をいかにして消費につなげるか?
    stj064
    stj064 2013/06/11
    "焼け跡世代よりも上の世代は、戦争体験という強烈な原体験がある。物の乏しい、貧しい時代を知っているので、もったいない精神が強く、安易に新しいものへ目移りをしない傾向がある"
  • “シニアシフト時代”の顧客接点 「対話力」を磨いた企業が勝つ!

    月刊コンピューターテレフォニー 2013年2月号 <CT Interview> 非合理とされてきたビジネススタイルで絆を強める手法が必要 超高齢社会に突入した日。商品を見る目が厳しく、不快さ・不便さに対し敏感なシニアに通用する商品戦略、サービスとは何か。「従来、非合理とされてきたビジネススタイル、イマジネーションを喚起するようなコミュニケーションで絆を強める手法が必要」とシニアビジネスの見識者である村田裕之氏は指摘する。 高齢化が加速するなか、消費者動向や企業戦略にはどのような変化がみられますか 村田 2012年は、団塊世代の最年長者が65歳に達する年でした。つまり、これから定年退職し年金生活に突入するシニアは加速度的に増えることになります。内閣府も2050年には2.5人に1人が65歳以上、4人に1人が75歳以上と推計しています。 人口動態の変化に伴い、消費動向も変化するはずです。例えば

    “シニアシフト時代”の顧客接点 「対話力」を磨いた企業が勝つ!
    stj064
    stj064 2013/01/21
    "どのようなライフスタイルのシニアが自社の顧客ターゲットとなるかを明確にする必要があります"
  • 体の機能低下が買い物にもたらす影響と売り場・サービスの対応

    2012年7月1日 販促会議8月号 特集 シニア市場のプロモーション 団塊の世代が60代半ばにさしかかろうとしている。こうした「団塊シニア」層には、自分はまだまだ元気だと自負している人が多い。ところが、60代ともなると40代、50代のころよりも確実に体力・気力は衰えている。 その一方で、「年寄り扱いはされたくない」と考えている人も大勢いる。シニア層でも買いやすく、受け入れられる店舗を目指すならば、こうした身体と心の変化を十分に考慮した売り場づくりを行うべきだ。 老眼への対応 老眼は、その言葉のために老人(高齢者)の症状のように思えるが、実際は40代から発症する人が増えていく。 若い人には想像しにくいが、小さな文字が読みにくくなり、進展すると文字を読むこと自体が苦痛になる。このため店舗におけるPOPの文字やパンフレットなどが小さい文字で書かれていると、販売機会を逃しやすくなる。 また、たとえ

    体の機能低下が買い物にもたらす影響と売り場・サービスの対応
  • 60代シニアの今~その購買力・行動力をどう生かすか:講演録

    2012年3月28日 日経MJ(日経流通新聞) さる3月15日に開催された日経MJフォーラム2012「拡大するマーケット シニア層の消費考―効果的アプローチと将来像を探る―」の私の基調講演録が日経MJに掲載されました。日経済新聞社のご厚意により、その全文を以下に掲載しましたので、ご一読いただき、感想をお聞かせいただければ幸いです。 なお、パネルディスカッションの詳細は、日経MJ3月28日号をご覧ください。また、このフォーラムでは事務局を務められた日経済新聞社および日経済社の皆様に大変お世話になりました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。 基調講演:60代シニアの今~その購買力・行動力をどう生かすか シニア市場とは多様なミクロ市場の集合体 多くの製品、サービスの分野で「シニア市場」をターゲットにビジネス拡大に取り組む例が見られるが、苦戦事例が多く見られる。確かに少子高齢化が言われる中

    60代シニアの今~その購買力・行動力をどう生かすか:講演録
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