まず最初に。 憲法の平和主義は、真珠湾攻撃や太平洋戦争の序盤で日本にボロ負けし続けて日本を脅威に思ったアメリカが、日本が二度と戦争しないようにと考案した安全装置です。百歩譲って日本政府のことは(アメリカが日本の安全保障を担当するなど)日本「政府」のことは考慮していても、決して日本国民のためを思って作られたものではありません。実際にアメリカは、逆コースの過程でこの憲法を変えて日本に再軍備を促そうとしたほどです。例えば、『あたらしい憲法のはなし』という教科書が憲法施行の47年に発行されますが、わずか3年後の50年にはすぐに教科書からはずされています。 また日本が戦後一度も諸外国と「国権の発動たる」戦争をしたことが無いのは、形式上は平和憲法のおかげだと言われていますが、実質的に考えれば、強大な軍事力を持つアメリカと同盟を結んでいたからです。日本が平和を守るために自主的に行動をしてきたわけでは決し