千曲川流域は、過去から幾度も大きな洪水の被害を受けてきました。 その被害は甚大なものであり、その悲惨さを忘れることなく後世に語り継ぐために、各地域に「洪水痕跡水位標」が建てられています。 代表的なものとして、長野市津野の妙笑寺境内の洪水水位標、長野市赤沼の「善光寺平洪水水位標」などは、よく知られています。 長野市豊野町では、昭和57年、58年の連続した水害を契機に、「寛保の大洪水」の時に達した標高336mを「千曲川洪水位」として、JAながの豊野町支所の駐車場など、町内各地に標示しています。 水害常襲地だった須坂市相之島の相之島公民館にはキティ台風の湛水位を中心にした水位標、上高井郡小布施町押羽には立ヶ花の歴代洪水位を基準にした水位標が建っています。 千曲川における大水害の歴史を後世に伝える拠点として活用いただくと共に、水防意識の向上のため、是非一度足を運んでいただき、洪水時の水位を体感して