(舛添 要一:国際政治学者) 参議院選挙中に安倍元首相が銃撃され死去するという事件は、世界を震撼させた。要人警護の不備など、様々な問題が露呈したが、政治家に対するこのようなテロは許されるものではない。私は第一次安倍内閣の閣僚であり、共に仕事をしてきた立場から、安倍元首相の御冥福を心からお祈りする。そして、このような事件の再発を何としても防がねばならないと思っている。 山上徹也容疑者の犯行動機 狙撃犯の犯行の動機が母親が入信している統一教会(2015年に「世界平和統一家庭連合」という名称に変更されているが、便宜上、「統一教会」と記す)に対する恨みだという。 統一教会は、合同結婚式や霊感商法などで有名なカルト教団である。 山上徹也容疑者が警察に供述したところによれば、母親が統一教会に入信し、1億円にものぼる献金をした結果、破産し、家庭が破壊されたために、その団体に恨みを持ち、教団のトップを殺害
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