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ブックマーク / somethingorange.net (18)

  • 『攻殻』であるか『009』であるかが問題なのではない。 - Something Orange

    神山健治監督の新作『009 Re:Cyborg』が発表された。 いやあ、『009』ですか。色々な意味で非常に興味深いね。九名のサイボーグ戦士たちは『攻殻』の公安九課を連想させてならないし、映像を見るかぎり相当に『攻殻』の資産を利用していることがわかる。こいつは楽しみ。 まあ、一部には『攻殻』の続編発表でなかったことを残念がる向きもあるようだけれど、ぼくにはその理由がわからない。この映像を見るかぎり、これはもうあからさまに「『009』というパッケージで『攻殻』の発展型をやりますよ」と言っているようにしか見えないわけで、これを見て「いいから『攻殻』をやれよ」とか言っても意味がないのではないか。 いや原作リスペクトが足りない、おれの島村ジョーはこうじゃない、といった意見もあるだろうけれど、それをいうなら『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』自体、原作の設定を流用しつつ全く異なるこ

    『攻殻』であるか『009』であるかが問題なのではない。 - Something Orange
  • ライオンさんからひと言。 - Something Orange

    はてこ氏(id:kutabirehateko)の日記が表現規制関連で話題を呼んでいる。話題が複数の記事に跨っているので取り上げづらいのだが、まず、最も大きな反響を呼んだこの記事から取り上げることにしよう。 相当非力な男性でも、先方はわりと余裕をもって私を押し倒せる。私の方は相手にケガをさせないようになんて思っていたら、まったく抵抗できない。殺してしまっても仕方がないと覚悟して、あらゆる手段を尽くさないと抜け出すこともできない。 (中略) 私が彼らの中にいてレイプされずにいるには、この人達の理性と良心に頼るしかない。どんなに強くなりたくても、生白い腕でキーボード叩いて漫画読んでゲームやってる男子に圧勝される。陵辱エロレイプ漫画をクローゼットにどっさり持っている、ワキガの臭う私の友だち。 (中略) 私が男性を怖いと思うのはね、じゃれてるライオンや熊を怖いと思うのと同じなの。 私に出来ることは熊

    ライオンさんからひと言。 - Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2010/03/25
    "あらゆる表現がだれかを傷つける可能性を秘めている以上、その「暴力性」を基準にして表現を規制していいということにはならないと思う"
  • うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange

    同人ゲーム『うみねこのなく頃に』をエピソード2までプレイした。おもしろい! いや、もう、おもしろいどころじゃないですよ。圧巻ですよ。感動ですよ。 エピソード1があまりにも退屈なので、それを終えるまでひと月以上かかっているのだが、エピソード2は数日で読み終えた。 あまりにも濃密な物語体験にグロッキーになってしまったので、エピソード3に手を出すのはもう少し先にしようかと思うが、とにかくこれはすごい。素晴らしい。傑作。名作。いや――そうでもないかな? 『うみねこ』という作品をまえにして思わされるのは、その評価のむずかしさである。一筋縄ではいかないその内容もあるのだが、それ以前に、ひとつの作品として粗が多すぎる。 まず、最前書いた通り、序盤が退屈。それはもう異常に退屈。事件のひとつも起こらない登場人物紹介が延々数時間にわたって続くのは、ある種、拷問である。 たしかに『ひぐらし』に比べればずっと良く

    うまい作品がおもしろいとは限らない。 - Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2009/11/08
    言わんとするところはすごくよくわかるし、完成度より勢いとか荒削りな魅力が好きな方だけど、同人系はあまりにも技巧レベルが低すぎて耐えられなかったりもする。
  • オタクがオタクのなかで孤立する時代。 - Something Orange

    同じ新潟市在住ということが判明したので、「自問自答」のRy0さん(id:jimonjitou)と呑んできました。 ふだんはオフ会などでも少人数で長く喋ることはむずかしいのですが、この日はたった3人で6時間にわたってオタクトークしました。楽しかった! 当然、色々な話が出たわけですが、なかでも興味深かったのは、現在の若いオタクたちの実相。いまの大学では、たとえば野球や音楽の話題などに混じって、普通にアニメの話が出て来る、オタク文化の大衆化はそこまで進んでいる、ということでした。 へえ、うわさには聞いていたけれど、当なんだ。ただ、そこで出る話題は、やっぱり薄い、『らき☆すた』とか『けいおん!』とか、だれが可愛いとか萌えるとか、そういう話がメインであり、少し踏み込んだ話をすると浮く、と。 なるほど、わかるわかる。ある意味、予想通りですね。 その話をきいて思ったのは、昔のオタクが一般人のなかで孤立

    オタクがオタクのなかで孤立する時代。 - Something Orange
  • はてなーが選ぶゼロ年代必見のアニメはこれだ! - Something Orange

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    はてなーが選ぶゼロ年代必見のアニメはこれだ! - Something Orange
  • 恋が女をダメにする。 - Something Orange

    さっきまでかんでさん(id:kande-takuma)とスカイプで長話をしていたんですけれど、なかなか興味深い内容だったので、書きとめておきます。 何の話かというと、小説漫画における女性人物の話。なぜそんな話になったのか憶えていませんが、とにかくもっと魅力的な女性人物を見たいよね、という話題で盛り上がったのでした。 ここでいう魅力的な女性人物とは、単に「可愛い」キャラクターを指すわけではありません。そういうキャラクターならもちろん、たくさんいる。 そうではなく、最も魅力的な男性人物に伍して対等に渡りあえるだけの魅力と、存在感と、「格」を備えた人物のことを指します。 もちろん、ぼくも「可愛い」女の子は好きだけれど、しかし、それほど強く惹かれるわけではない。いってしまえば、「可愛い」という時点でもうダメなんですね。なぜなら、「可愛い」という言葉を使う時、既に上から目線になっているから。 たと

    恋が女をダメにする。 - Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2009/07/01
    ”ヴォルコシガン・サガ”おすすめ。コーデリア最強。ビジョルドの書く物語に恋ごときで目がくらむようなキャラはいない。
  • くたばれネット評論家。 - Something Orange

    藤子不二雄の名作『エスパー魔美』に、芸術と批評の関係を扱った「くたばれ評論家」という有名なエピソードがある。 主人公、魔美の父親は画家なのだが、あるとき、某評論家から手ひどい批判を受け、怒る。その姿を目にした魔美は超能力を使ってその評論家にいたずらするのだが、父は喜ぶかと思いきや、諄々と魔美を諭すのだった。 「公表された作品については、みる人ぜんぶが自由に批評する権利をもつ。どんなにこきおろされても、さまたげることはできないんだ。それがいやなら、だれにもみせないことだ」 魔美が、でも、さっきは怒っていた癖に、というと、父はこう答える。 「剣鋭介に批評の権利があれば、ぼくにだっておこる権利がある!! あいつはけなした! ぼくはおこった! それでこの一件はおしまい!!」 芸術家の矜持を見事に描き出した名エピソードである。であるのだが、もしかしたら既に通用しなくなっている考え方かもしれない、とも

    くたばれネット評論家。 - Something Orange
  • お前の紹介した漫画がつまらなかったらどうするんだ問題。 - Something Orange

    某知り合いから「漫画レビューサイトは煽りすぎっショ」と言われました。俺みたいな「漫画はいいとこ探し」という考え方もいいとは思う。ただ、その漫画のいいところだけを切り取って伝え続ける漫画レビューはどうなんだと。それを見て買ってみてからガッカリする人間もいるんじゃないかと。 「漫画レビューサイトって何がしたいんだろうね・パート2 - Σ無駄話」 あー、ねえ? 漫画書評サイト一般が煽りすぎかどうかはともかく、「Something Orange」は間違いなく煽りすぎていますね(笑)。ぼくも自覚がないわけじゃないんだ。 もっとも、ネットで漫画を紹介するようになってそろそろ十年以上になるのに、「お前の紹介した作品がおもしろくなかったぞ。どうしてくれる」という苦情は受け取ったことがありません。 そういう被害者がいないとは思えないから、皆、泣き寝入りしているのでしょう。可哀想に。 冗談はともかく(冗談だよ

    お前の紹介した漫画がつまらなかったらどうするんだ問題。 - Something Orange
  • あかほりさとるの例の本を読んだよ。 - Something Orange

    初めにいっておく。 ぼくはあかほりさとるをそれなりに評価している。尊敬しているといってもいい。 何といっても、彼はじっさいに作家として成功している。他にどんな欠点があるとしても、彼が書いた脚や、小説が、多くのひとを楽しませたことは疑いようがない。その一点だけでも、あかほりさとるは偉いと思う。 ぼく自身、彼のを何冊か読んでいる。彼が飲み干したドンペリの一滴くらいは、ぼくが使ったお金で支払われているかもしれない。 長々と、いわずもがなのことを記したのは、以下に書くことは彼を嫌いだからいうわけではないとわかってほしいからである。 いや、ほんと、あかほりさんのことを声高に非難するつもりはないんだよ。でもなあ。このはないよなあ。 アフタヌーン新書 005 オタク成金 作者: あかほりさとる,天野由貴出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/05/08メディア: 単行(ソフトカバー)購入:

    あかほりさとるの例の本を読んだよ。 - Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2009/05/13
    屍を越えたくなりました><
  • 戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange

    題に入る前にひとつの記事を紹介しておこう。作家の山弘が、南京事件を巡る中国への謝罪にかんして語っている記事である。 「中国に謝罪すべきだろうか?」と題して、山はいう。 この問題についての僕の見解は単純。「謝罪する必要はない」である。 だって僕は何も悪いことしてないもん! 僕は戦後生まれである。父は戦争に行っていたが、南方戦線だったし、1937年にはまだ徴兵されていなかったはず。つまり僕が謝罪しなければならない理由は何もない。 僕は大阪に住んでいるが、たとえば何十年も前に大阪の警官が兵庫県に出かけていって大勢の人を殺した事件があったとしら、すべての大阪府民は兵庫県民に謝罪しなければならないのだろうか。現代の大阪府知事は現代の兵庫県知事に謝罪しなければならないのか。そんなことはあるまい。 もちろん、その犯罪を示唆したとか、犯罪の発生を予期していながら放置していたというなら責任はあるだろう

    戦争を知らないぼくたちに戦後責任は存在するか? - Something Orange
  • 自分が好きなものの欠点を認めよう。 - Something Orange

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    自分が好きなものの欠点を認めよう。 - Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2009/03/12
    好き嫌いと出来不出来を混同しがちな輩には「食べ物や異性の好みみたいなものでしょ?」言うとわりと伝わる(かも)
  • 「脱オタ」が無意味になる時代は来るか? - Something Orange

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  • 「ただの消費者」であるというプライド。 - Something Orange

    コミケ歴は10年程度。いつも一般参加者としての参加だ。 絵描きやサークルにはとても詳しくなれた。壁サークルの絵なら、たとえ興味無いジャンルであっても一瞥するだけでサークル名ぐらいは出てくる。 でも最近猛烈に空しくなる。「おっかけ」やってること自体に後ろめたいことはない。だけど、学業や仕事を多少なりともおろそかにしてまで作品を輩出している彼らに対して、敬意を示す方法ってお金を支払ったり賞賛の声を投げかけるだけなのかと最近思う。 コミケは現金の受け渡しが必ず発生するから今まで話がぼやけていたけど、ニコニコ動画とpixivに出会ってからは考えが変わった。 ツリー状に派生作品がどんどん生まれていく光景(篠笛の"みなぎる○○"のシリーズとか)を見ていると特にそうだ。いつまでも俺も視聴者のままじゃいけないような罪悪感が付きまとうのだ。散々楽しませてもらったんだから、次は俺の番じゃないのかと。いつまでも

    「ただの消費者」であるというプライド。 - Something Orange
  • 胸をはって好きといえるものがありますか? - Something Orange

    「いい歳して漫画読んでるなんて、恥ずかしくない?」と言われた。 別に恥ずかしいと思った事はない。元々、人の目を気にする方でも無いし。 それはさておき、もう何年も前からテレビでやっているドラマの大半が漫画を原作とした作品で、原作無しのオリジナルドラマに比べれば、どれもそこそこの視聴率を出している。 上の台詞を吐いた人も、それらのドラマを見ているのを知っている。なぜ元の漫画だと「いい歳して」なんだろうか。 「いい歳して漫画読んでるなんて、恥ずかしくない?」 ぼくは経験したことがないけれど、いかにもありそうなシチュエーションである。 ただ、こういうことを言うひとのことを一々気にする必要はないと思う。結局、何か合理的な理由があって言っているわけじゃなく、ただ世間の価値観を従順になぞっているに過ぎないのだろうから。 人間が皆自分の頭で考えてものを言っていると思ったら大間違いで、世の中には、周囲の価値

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  • 使えない料理本。 - Something Orange

    丼名人になる―プロの調理テクニックに学ぶ (旭屋出版MOOK) 出版社/メーカー: 旭屋出版発売日: 2001/11メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る このに掲載されていた「唐揚げの卵とじ丼」の分量。 鶏もも肉……適量 片栗粉……適量 酒、醤油、みりん……各適量 長ねぎ、玉ねぎ……各適量 卵……適量 のり……少々 ツユ……適量 ご飯……適量 ……わかるかっ! その「適量」の中身を知りたいんだってば。いやあ、使えないであった。

    使えない料理本。 - Something Orange
  • 個人サイトで「つまらなかった」と書く必要はない。 - Something Orange

    しかし、俺と同じことを感じるけど、まだ買ってない人もいるわけよ。「レビュー見て決めよう」とか、「評判だったら買おう」とか、そういう人もいなくはないと思うんだよ。マンガブログ読者なんて、そうなんじゃねえの。 そんで、仮にさ。俺がクソつまんないと思ったマンガが強烈にプッシュされてたとする。べた褒めされてたり、買うべきみたいに書かれてる。いや、それはその人の感じ方だからいいんだ。そのブロガーどうこうは思わない。 いいんだけど、でも、俺は俺で「いや、つまんねえよ」と言うべきなのかもしんない。別にどっかの誰かが失敗しても俺には関係ねえんだけど、でも、つまんないと思ったんなら、つまんないと書くべきなんじゃないか。 「つまんねえマンガはつまんねえと言うべきなのか問題。 」 自分が冷静且つ客観的に、そして広範な知識のバックボーンを以て「批評」する分には良いかもしれないけど、「感想」として書くなら不要でしょ

    個人サイトで「つまらなかった」と書く必要はない。 - Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2008/03/28
    ”ある意味で中立に近い意見を入手することができるといっていいでしょう”こういう見方があるなんてまったく予想してなかった。自分の中ではamazon≒オリコンくらいなので。
  • 会釈ならOKとはかぎらない。 - Something Orange

    店員に「ありがとう」と言う人が大嫌い。おかしいのでしょうか。。。 (中略) 見ててイラッとします。会釈ならいいんです。私もするし、感じいいです。でもなんで声に出す? 知り合いでも何でもないのに、馴れ馴れしくない?と思います。 そういう人に限って、何かあったときにねちねちクレームつけたりする。 私自身、コンビニでバイトしてたときに、「ありがとう」と言われたことあります(関西の発音の人が多かったような。。。) 正直、内心で「友達でもないのに何様?」と思ってました。別にお礼言われるようなことしてないし、と。 「店員に「ありがとう」と言う人が大嫌い。おかしいのでしょうか。。。」 また強烈な意見だな、おい。 はてブでもさっそくホットエントリ入りしているけれど、「どうせ釣りだろ」といういつものあれのほかは、否定的な意見が多いみたい。 それはそうだろう。「ありがとう」とひと言添えたくらいで「大嫌い」「何

    会釈ならOKとはかぎらない。 - Something Orange
  • Something Orange

    もちろん、何が「豊か」なのかということに決まった基準があるわけじゃないし、人によっても考え方は違うだろう。傑作だけに絞って鑑賞するような生活が「豊か」だと思うのが悪いわけじゃない。ただ、実際問題として、傑作とそうでない作品とをどうやって見分けるんだろう? それが気になる。 ――「一足の蛸」 純粋にランダムに作品を選んでいるひとなんてまずいないだろうから、みんな、何らかの方法で見分けているんじゃないかな。 もちろん、事前に予想しきることはむずかしいだろうし、予想しきれないからこそ実物を見る価値があるわけですが。 さて、昨日はああいう記事を書いたわけですが、音を言えば、たぶんそういう「つまみい方式」は主流にならないだろうと思っています。 ひとつのジャンルを深く極めるにせよ、広く未知の名作を求めるにせよ、ある種の探究心が必要とされるわけで、これほど豊かな世界ではその種の精神は育ちにくいだろ

    Something Orange
    sugimo2
    sugimo2 2007/01/30
    同意。ジャンルが足枷に感じられるようになって久しい。鎧に思える人もいるんだろうとは思うけれど。
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