25日午前9時35分頃、北海道富良野市の富良野スキー場で、ゲレンデをヒグマが横切っているのを、滑走中のスキーヤーが発見した。 スキー場から連絡を受けた同市の要請で地元猟友会が出動し、午後0時50分頃、ゲレンデ外にいるヒグマを見つけ、射殺した。ヒグマが目撃された当時、同スキー場には約1200人の客がいた。けが人はなかった。 同スキー場は、ヒグマの発見場所に近いゲレンデ8コースとリフト3本を終日閉鎖した。26日は、通常営業するという。 同市と道警富良野署によると、ヒグマは体長約1・1メートルの雄。親離れして間もない2歳程度の成獣とみられ、冬眠せず1頭で山中を歩き回っていたとみられる。 富良野スキー場は、アルペンスキーの国際大会も開かれる日本を代表するスキー場の一つ。