中華圏の旧正月「春節」の連休シーズンとなり、観光名所「祖谷のかずら橋」がある徳島県三好市は、香港や台湾などからきた大勢の観光客でにぎわっている。 同市大歩危・祖谷地域のホテル・旅館では5年前に始めた香港での営業活動が功を奏し、アジア圏からの観光客が急増している。今年は春節に合わせたキャンペーンを初めて実施し、国内観光の閑散期となる2月の需要増を狙う。 キャンペーンは「春節祭~梅春ものがたり~」と銘打ち、同地域の7ホテル・旅館で6~14日に実施。玄関に生け花を飾り付けて祝賀ムードを盛り上げ、抹茶や日本酒などをサービスする。7日は、同市西祖谷山村の観光施設「かずら橋夢舞台」で地元住民が獅子太鼓を披露した。餅つき体験をしてもらったほか、そば米雑炊の振る舞いもあり、アジアを中心とする約100人の外国人が参加した。 餅つきをした台湾・台北市の観光客(31)は「日本の正月行事を体験できてとてもうれしい
国鉄時代、北海道の急行を代表していた急行形車両のキハ56・27形。2000年代に姿を消したが、末期は臨時快速などに使用された(佐藤正樹撮影) 「はまなす」の廃止でもっともセンセーショナルなのは、急行がなくなるということだ。急行とは、正式には「普通急行」のこと。特急は「特別な急行」の略で、英語では「Limited Express」(限られた急行)となるが、現在は限られているはずの特急が氾濫し、普通の急行はわずか1本だけという、理屈に合わない現象に陥っている。 この現象はJR時代に限ったことではなく、国鉄時代から起こっている。昭和40年代に入ると、国鉄の財政は東海道新幹線建設に伴う長期債務の返済や相次ぐダイヤ改正による輸送力増強などで悪化の一途を辿(たど)るようになり、昭和43年度は収入が9199億円あったのに対して、経費は1兆543億円にも上る破滅的状況だった。かといって、国鉄は現在のJRの
過去に会計検査院から不当な支出と指摘されたにもかかわらず、中央省庁や関連団体が回収できず、国庫などに返されていない金額が昨年7月時点で約127億円に上ることがわかった。 このうち日本郵政グループの3社の未回収金が約63億円と半分近くを占める。2007年の民営化前に起きた職員による着服といった事案が大半だが、元職員側に返済能力がないことなどから回収できずにいる。 ◆上場を控え 「投資家に認められるためにも解決すべき問題だが、難しいケースもある」。今年後半に、傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険とともに株式上場を目指す日本郵政の担当者は打ち明けた。 検査院によると、日本郵政グループの未回収金の内訳は、ゆうちょ銀が約35億円、かんぽ生命は約19億円、日本郵便も約9億円ある。旧郵政省時代から、各地の郵便局で職員による郵便料金の着服や貯金の横領などが相次いだ。不正行為をした元職員らから回収する必要があ
千葉県内公立高校の前期入試が行われた12日、電車を間違えて試験に遅刻しそうになった受験生2人が、JR関係者の助けを受け、滑り込みで試験に間に合った。 19日の合格発表を前に、2人が通う中学の教頭は「恩人にいい知らせを届けたい」と話している。 JR東日本千葉支社によると、12日午前8時過ぎ、京葉線東京発蘇我行きが南船橋駅を出発した際、車掌がホームで時刻表を見つめる女子中学生2人を見つけた。司令室経由で「困っているような学生がいる」と連絡を受けた同駅の宍倉茂夫駅長(53)がホームに急行。2人は浦安市の中学3年生で、松戸市の県立高校に向かうために新浦安駅から乗車したが、武蔵野線ではなく京葉線に乗ってしまい、南船橋駅で下車したことがわかった。 宍倉駅長は、武蔵野線の電車を案内したが、午前8時45分の集合に間に合わないため、2人は「あー間に合わない」「どうしよう」と焦り始めたという。宍倉駅長は「大丈
兵庫県西宮市選出の野々村竜太郎県議(47)(無所属)の不自然な政務活動費支出問題で、野々村県議が同県豊岡市の城崎温泉まで日帰りで往復したとする2013年9月2日は、大雨で神戸、大阪方面からの特急のほとんどが夕方まで運休していたことが分かった。 収支報告書には、特急料金にあたる額を記載していたが、特急での日帰りは極めて困難だった。 気象庁などの記録では、この日未明から県内中部を中心に大雨が降り、午前中、同県丹波市で1時間に88ミリの雨量を観測。播磨、丹波、但馬の各地域で住宅計230棟以上が浸水した。 このため、福知山方面経由で大阪から豊岡方面を結ぶ特急「こうのとり」は、始発から午後6時台にかけて、上下計15本以上が運休や部分運休した。姫路方面経由の特急「はまかぜ」も始発から午後6時台まで運休した。
NHKが、W杯を特集した2日夜放送の「プロフェッショナル」(総合テレビ)の新聞番組表の横書き紹介文を縦方向に読むと「日本ガンバレW杯」となる記事を配信。 インターネットなどで話題となっている。 NHK広報局によると、番組は、日本代表・本田圭佑選手に密着したドキュメンタリー。通常より放送時間を拡大した73分枠のため、新聞の番組欄でも長文が掲載できることになり、「何か面白いことをして盛り上げよう」とプロデューサーとディレクターが発案。枠内左端に「日本ガンバレW杯」と縦に並ぶように文章を練ったという。 これに対してネット上に「朝刊を見てびっくりした」などの投稿が多数寄せられ、担当プロデューサーは「これほど反響があるとは、驚いている」と話している。
仏版レストランガイド「ミシュラン」で三つ星を得た宿泊施設付きレストランのオーナーシェフ、エマニュエル・ルノー氏が15日、曹洞宗大本山永平寺(福井県永平寺町)に料理長「典座(てんぞ)」の三好良久師(66)を訪ね、精進料理を堪能した。 ルノー氏は県の招聘(しょうへい)を受け、食材の視察や料理講習会を開くために滞在。この日は僧に寺の内部を案内してもらった後、三好師の説明を受けながら「昆布の天ぷら」「ゴマ豆腐」などの料理を味わった。 三好師から「余分な味付けはしない」「材料を粗末にしない」といったルールを聞いたルノー氏は「野菜だけでここまで多様な味を表現できるとは。私も肉や魚の料理をやめてしまいたいくらい、インパクトがあった」と驚いていた。
宮城県警は30日、道路交通法違反(座席ベルト装着義務)には罰則規定がないのに、シートベルトをせずに車を運転していた山形市の30歳代会社員女性を誤って現行犯逮捕していたと発表した。 女性は約2時間40分、身柄を拘束された。 発表によると、誤って女性を逮捕したのは機動警ら隊の48歳の男性巡査部長と、24歳の男性巡査長。2人は29日午前10時頃、仙台市宮城野区福室の県道で、シートベルトを着用していない女性を見つけ、停止を求めた。女性は車を止め、事実確認に応じていたが、その後、車を発進させたため、2人はパトカーで追跡。約500メートル先で現行犯逮捕したという。 女性の身柄は仙台東署に移されたが、同署交通課長から指摘され、2人は誤りに気づいた。女性は1点の違反点数が引かれる白切符(交通違反切符)の交付を受け、釈放された。 沼田光二・地域部参事官は「あってはならないことで再発防止を徹底したい」と話した
体長4メートルを超えるリュウグウノツカイに、ダイオウイカ――。 生態が謎に包まれた深海の生物が今年に入り、日本海側沿岸で相次いで見つかっている。専門家は海水温の変化が影響しているとみるが、原因は不明だ。 ◆驚きの遭遇 「弱っていたけど生きていた。大きく息を吐くように水を吹いた」。新潟県佐渡市の漁師(66)は、3月26日に佐渡島・両津湾の約330メートル沖合で定置網にかかったダイオウイカとの遭遇を驚きを交えて語った。体長約4・5メートル、重さは33キロあったという。 県内では今年、8匹のダイオウイカが見つかっている。柏崎市立博物館の箕輪一博学芸員によると、昨年までの半世紀で確認されたのは11匹ほど。今年は異例の多さだ。 イカばかりでない。糸魚川市沖の富山湾では3月上旬、体長約2・6メートルのナガユメタチモドキが定置網にかかった。魚津水族館(富山県)によると、湾内で見つかったのは1990年以来
デジタル生活応援サイト「BCNランキング」 が提供するネット、デジタル、IT全般に関するニュースです。 日本マイクロソフトは、3月24日、現在Windows XPを利用しているユーザーを対象に、Windows XP搭載PCからWindows 8/8.1搭載PCへ、データと設定の移行を支援するWindows XP専用ソフト「ファイナルパソコンデータ引越し eXPress」の無料ダウンロード提供を開始した。 「ファイナルパソコンデータ引越し eXPress」は、Laplink Software、AOSテクノロジーズとのパートナーシップにもとづいて提供するデータ移行ツール。Windows XP搭載PCのメール、アドレス帳、お気に入り、音楽ファイル、個人作成データなどを、Windows 8/8.1搭載PCに移行できる。移行方法は、ネットワーク経由をはじめ、別売のLANクロスケーブル、「ファイナルパ
東日本大震災直後に入学し、復興の道のりとともに3年間を送った被災地の高校生に、ドイツのカメラメーカー「ライカ」の社主から最高級機が贈られた。「写真を続けたい」という熱意を後押しするプレゼントに、春から社会人になる高校生は「夢のよう」と喜んだ。 「このカメラでどんどん写真を撮ってください。楽しんで」。東京・銀座のライカ直営店で12日に行われた贈呈式で、アンドレアス・カウフマン社主から英語で励まされた宮城県白石市の女子高生(18)は「イエス、アイ、ウィル」とはにかみながら答えた。 カメラはレンズを合わせて約120万円もするモノクロ専用のMモノクロームだ。 女子高生は県立工業高写真部の一員として、被災地で「ファインダーを通して被災者と心を通わせよう」と写真を撮り続けてきた。 大震災では同校でも卒業したばかりの生徒が津波の犠牲になり、校舎に亀裂が入るなどの被害を受けた。 家庭の事情で大学の写真学科
中華料理店「餃子(ギョーザ)の王将」を運営する王将フードサービスは12日、4月分の給与から、一律に基本給を1万円底上げするベースアップ(ベア)を実施すると発表した。 ベアの実施は1995年の上場以来初めて。労働組合が要求した2500円の4倍という異例の大幅増となる。 対象社員は約2200人で定期昇給分と合わせて1人あたりの月収が平均1万7008円増える。年間3億6000万円の負担増となるが、同社では大東隆行・前社長が射殺された昨年12月以降、直営店の売上高は前年の実績を上回っており、「従業員の頑張りに応えたい」と説明している。 王将は、射殺事件後に株主が来店や電話などで応援してくれたお礼として、2014年3月期の期末配当も当初の計画に比べ1・5倍の60円に増配する。中間期(40円)と合わせた年間配当額は100円となる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く