新年あけましておめでとうございます。編集長の池田信太朗です。 本年も日経ビジネスオンラインをどうぞよろしくお願い申し上げます。昨年初に続き、本サイトの連載陣に新年の行方を予測するコラムを寄稿いただきました(「人気連載陣が「2018年を読む」)。緊迫する北朝鮮情勢、米国と欧州に拡がる自国優先主義、日本企業に相次ぐ品質問題、求められる働き方改革――。本誌の特集「2018年大予測」や書店で発売中のムック「2018年徹底予測」も併せて、様々な視点の「予測」の競演をぜひご一読ください。 これらの記事を読みながら思うのは、2018年はつくづく「人間」が問われる1年になりそうだ、ということです。 AIが問いかける「人間とは何か」 背景の1つには、AI(人工知能)の進化があります。 私たちはこれまで、「考える」あるいは「判断する」ことは、生命やそこに宿る知性に特有のこころの働きだと思っていました。というよ