NECは2020年10月29日、2020年4~9月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高に当たる売上収益は前年同期比9.2%減の1兆3150億円、営業利益は同57.4%減の199億円で減収減益だった。大型案件の減少やビジネスパソコンの更新需要の一巡、新型コロナウイルス感染拡大に伴う市況悪化の影響などが出たという。2021年3月期通期の業績見通しは据え置いた。 前年同期比からの主な減収要因を調整後営業利益でみると、ビジネスパソコンが需要減でマイナス40億円、大型案件が減少してマイナス100億円、5G(第5世代移動通信システム)やデジタルトランスフォーメーション(DX)関連共通プラットフォームへの投資が増えてマイナス90億円、新型コロナウイルス感染拡大に伴う市況悪化の影響でマイナス330億円だった。市況悪化の影響を特に大きく受けたのは「グローバル」セグメントや製造・金融などの「エンター