・帝国ホテルの流儀 初代帝国ホテル社長の息子で、自身も社長となった犬丸一郎氏。上流階級のサラブレッドぶりがすごい。 永田町や田園調布の自宅から慶応幼稚舎から慶応大学まで通い、大学ではハワイアンバンドに夢中になる。プロを目指すが才能に見切りをつけて父の勧めで帝国ホテルへ入社する。すぐに海外留学が決定。戦後の海外渡航が難しい時期だったが宿泊客の米軍少将の口利きで、米国の大学へ進む。昼はサンフランシスコ市立大のホテル・レストラン学科で学び、夜は一流ホテルで接客やサービスを学ぶが、すぐに父の手配でコーネル大学へ編入、1年間会計学や建築学を学ぶ。 帰国時には「帰国前に欧州を回って来い。客船は一等で大西洋航路の一等先客への食事、サービスをよく見てこい。」と父の指示。欧州の一流ホテルを泊まり歩いて、日本出発から2年9か月の遊学から戻り再び帝国ホテルへ。 人生の重要な場面で重要な場面で「イヌマルか、以前、