→紀伊國屋書店で購入 狩猟というと「特殊な人がする残酷な趣味」といった偏見を持っている人が多いです。 また、狩猟をしていると言うと、エコっぽい人たちから「スローライフの究極ですね!」などと羨望の眼差しを向けられることがあります。でも、こういう人たちは僕が我が家で、大型液晶テレビでお笑い番組を見ながら、イノシシ肉をぶち込んだインスタントラーメンをがつがつ頬張っているのを見ると幻滅してしまうようです。 まえがきにこのようにあったので、本文に入るまえに、都市生活者であるところの私の日常とはだいぶ隔たりのある「狩猟」というものへの構えは吹き飛んでしまった。 著者は、大学在学中に狩猟免許を取得し、運送会社で働きながら猟師を続ける1974年生まれ。京都在住。 この情報と、タイトルをはじめとする本ぜんたいの佇まいからして、ここに書かれてある「狩猟」が、「特殊な趣味」でも「究極のエコ」でもないことは想像さ
スターバックスといえば、世界中に熱烈なファンを持ち、米国企業では珍しく福利厚生が充実している優良企業としても有名だ。本書は、経営者であるハワード・シュルツが、知られざるスターバックスの内面を書き下ろした1冊である。 『スターバックス再生物語 つながりを育む経営』 著者:ハワード・シュルツ/ジョアンヌ・ゴードン 翻訳:月沢李歌子、定価:1785円(税込)、体裁:四六判 423ページ、発行:2011年4月、徳間書店 日本では、安定成長を続けるスタバですが、米国では拡大戦略がたたり、2006年ごろから経営が低迷。著者は、一度は社長の座をゆずったものの、再び現場への復帰を決意。本書では、創業以来初めての経営危機から、業績を奇跡的に回復し愛着ある会社を成長軌道に戻すまでの過程が克明に描かれている。 「いま一番大切なのは、私たちの未来に対して強い自信を持つこと。自信がなければ良い仕事はできない。さらに
2010年07月21日18:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 一読してご卵 - 書評 - 金の卵 築地書館佐々木様より卵とともに献本御礼。 金の卵 佐藤剛史 / 早瀬憲太郎 いや、卵のついでに、本書を頂いたというべきか。 「つまんでご卵(らん)」とはよく言ったものだ。名前はシャレだが味はガチである。これなら一個50円は高くない。 この卵がどうやって生まれたかが、本書である。卵に劣らぬ傑作である。 本書「金の卵」は、養鶏ビジネスを根底からくつがえす一冊。 目次金の卵より はじめに - 胸を張って、農業で儲ける! 第1章 ニワトリを幸せにするための農業ビジネス 「最初にやる」が大事 -- 黄身を指でつまむ!? ネーミングがブランドを作る お客様目線を大切にする 広告はしない、けれどマスコミを大切にする 五〇年間、卵の価格が変わらないのはなぜ? ニワトリのSOSを見逃さない 第2章 ニワトリ
京都在住、33歳の猟師の書き下ろしエッセイ。 猟師さんです。漁師さんじゃないですよ。 山を駆け巡り、獣を捕らえ、さばき、食べる、狩人。シカやイノシシ、さばいた肉は自分の食べられるだけを持ち帰りあとは小型肉食獣たちの食べ物として、山に戻します。 師匠や友人達との猟ライフ、レシピ集(!)、ワナの仕組み・・・春夏秋冬、日々の生活が綴られていきます。 肉食、狩猟についての考え、あるべき姿も語られます。『「狩りが野蛮」という意見もあるが、食べられるためだけに飼われ殺され、消費されていく動物たちはどうなのか。これこそ野蛮な行為。命に対する侮辱なのでは。盲目的に動物愛護と叫ぶのは、人間の驕りだ。おいしく食べることは、捕らえた獣達に対する礼儀なんだ』 デリケートな話です。熱く静かに語る彼に共感します。なお本文中の写真はすべてカラー。捕獲~撲殺~解体~食卓にあがるまでの様子が詳細に分かります。現代社会はブラ
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