創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク スポンサード リンク ・創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク この本は粘菌の話から始まる。南方熊楠も粘菌の研究者であったが、時代の先端はいつも粘菌的なのかもしれない。 粘菌というアメーバ状の原始生物を人工的な迷路に閉じ込めて、一定の訓練を与えると、思考能力のないはずのこの奇妙な生き物は、入り口から出口までの最短ルートに広がる。粘菌を構成しているのは、何千、何万もの独立した単細胞である。細胞そのものは、思考する脳はおろか、高等動物レベルに発達した知覚器官さえ持ち合わせていない。 ・粘菌が迷路を最短ルートで解く能力があることを世界で初めて発見 http://www.riken.go.jp/r-world/info/release/press/2000/000926/ 理研の研究発表。 この粘菌の高度なふるまいは、近隣
2005年12月28日02:17 カテゴリ書評/画評/品評Psychoengineering 喜怒哀楽....恥はどこ? 自分自身がかつてはこれの反証だったのでこれには首肯しがたいというのはさておき本題。 羞恥心はどこへ消えた? 菅原 健介 世の中そんなに変わったか?|滑稽本「女にロリコン趣味は無く、男にはロリコン趣味がある人が居る」 で、「基本形」というのは体に限らず、心にも厳然と有るワケです。 でなけりゃ、詐欺や営業や広告、クレーム処理なんてモンは成立しません。 ところが、ここで問題になってくるのは、心というのは体ほど分かり易くないという事ですね。 例えば感情の基本形として「喜怒哀楽」という言葉があるが、ここで取り上げた「羞恥心はどこへ消えた?」によると、実は「恥」も「感情の原色」の中に入っているようだ。なにしろ生まれつき目が見えない人でも、「恥ずかしい」ときには顔を赤らめる(blus
人と人との快適距離―パーソナル・スペースとは何か スポンサード リンク ・人と人との快適距離―パーソナル・スペースとは何か ■電車、トイレ、路上、近接学は至る所に 通勤で東京駅から電車に乗ることが多い。始発駅なので席は自由に座ることができるのだが、いきなり真ん中に座る人はまずいない。端の席から埋まっていく。端が埋まると二人分くらいの距離を置いて中間に人が入っていく。隣に座らざるを得なくなって、やっと隣に人が座る。 著者は、日常の行動を実際の電車で観察し、数値化して分析した。電車が空いている場合には出来るかぎり、他人と距離を置いて座る習性が確認された。この当たり前の現象の奥にある、人間のパーソナルスペースのはたらきを深く考察していくのがこの本である。 プロクセミックス(proxemics、近接学)とも呼ばれるパーソナルスペースの研究は、人類学者のエドワード・T・ホールによって1960年代に始
ここ数年の間にモバイル分野でもキー・プレーヤとして一気に集めるようになった米グーグルと米アップル。本書は,この2社が業界に与える影響を解説した。このところ両社を取り上げた書籍が多数出版されているが,携帯電話関連の記者会見や国内外の主要イベントにはほぼ顔を出している著者が,会見および取材を通じて得たキーパーソンのコメントを丹念に集めたのが本書の特徴だ。 本書を読みつつ,アップルとグーグルが関心を集める理由を改めて考えてみた。著者が書いているように,製品そのものの魅力や既存の慣習を崩すビジネスモデルを持ち込んだことはもちろん大きい。 これ以外の理由として,自らの体験を自信を持って話す“語り部”の存在が大きいのではないか。アップルには,スティーブ・ジョブズCEOという今さら説明するまでもないカリスマ経営者がいる。「こんなものがあったらいいと思わないか。だから作ったんだ」と語りかける彼のプレゼンテ
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