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2011年1月7日のブックマーク (11件)

  • リアル公務員 - 情報考学 Passion For The Future

    ・リアル公務員 「多くの人に、わかりやすく伝える。 現実をデフォルメしたマンガが公務員を取り巻く世界の「おかしさ」「哀しさ」「ややこしさ」を伝えてくれればと願っています。」 面白い。 公務員歴10余年の著者が、エッセイと漫画(かたぎりもとこ 画)で職業としての「お役所仕事」のウラオモテを伝える。新卒1年目の純粋で熱意に燃える公務員の水野くんに、ベテラン職員の吉田係長が、公務員としての歩き方を教える。 真面目で9時~5時のツマラナイ仕事だが一生安泰で結婚相手に困らない。「一度決まったことだから」「法律に書いてありますから」「1のリスクに100の準備」で融通がきかない、というのが典型的な公務員のイメージ。確かにそういう面があるけれども、中の人も、実はいろいろと考えてやっているのだということが、しみじみと伝わってくる内容。 国、都道府県、市町村の職員の仕事内容の違い。厳然たる序列の階級社会のルー

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    synapse_books 2011/01/07
    「リアル公務員」
  • 帝国ホテルの不思議 - 情報考学 Passion For The Future

    ・帝国ホテルの不思議 帝国ホテル120周年。打ち合わせや宿泊で使う人、とても面白いなのでおすすめ。 VIP担当の部署「プロトコール」 「国連のアナン事務総長をお部屋へご案内するとき、急に早足で私を追い抜こうとされるので、先導する役のプロトコールがうしろを歩くのはぐあいがわるいですから、あわてて抜かれまいと早足に(笑)。するとさらに早足で歩かれて、お部屋の前に到着したときに、「いい運動になったよ」と肩をたたかれました(笑)。」 電話オペレーター 「お客様ってほとんど、第一声にキーワードをおっしゃるんです。その最初のキーワードを絶対に聴き逃さないようにしないと。お客さまとの誤解があったりして何かのミスにつながるのが、最初のキーワードを聞き逃していたことにはじまっているっていうケースが多いんです。」 メインのレストラン「レ セゾン」 「外国の方は99%、コースを注文されないですね。前菜とメイン

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    synapse_books 2011/01/07
    「帝国ホテルの不思議」
  • 加害者家族 - 情報考学 Passion For The Future

    ・加害者家族 連続幼女誘拐殺人事件、神戸連続児童殺傷事件、和歌山毒物カレー事件、長崎男児誘拐殺人事件、秋田児童連続殺人事件、英国人女性殺害事件、地下鉄サリン事件、山梨幼児誘拐殺人事件、名古屋女子大生誘拐殺人事件、死亡ひき逃げ事件、5000万円恐喝事件、子虐待事件...。 凶悪事件の加害者の家族や親戚たちも、相当に悲惨な生活を強いられているという実態を、個々の事件で明らかにする。加害者の逮捕の直後から、家族に対する誹謗中傷、個人情報の流出、私生活の暴露が始まる。そして失職、転居、離婚、高額の損害賠償請求などありとあらゆる不幸が降りかかってくる。あまりの絶望やストレスによって自殺する家族も少なくない。 そして現代において凄まじいのが、インターネットによる個人情報の流出や、2ちゃんねる、まとめサイトなどによる加害者周辺情報の暴走である。「祭り」の「燃料」として投下される加害者の周囲の情報はあっ

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    synapse_books 2011/01/07
    「加害者家族」
  • パレード - 情報考学 Passion For The Future

    ・パレード 東京のマンションの一室で共同生活をする4人の若者たちの姿を描く。『悪人』の吉田修一、第15回山周五郎賞受賞作。 会社員の直輝、自称イラストレーターの未来、学生の良介、恋愛依存の無職の琴美というバラバラの男2人、女2人が、2DKをルームシェアするという奇妙な生活空間。登場人物たちは狭い部屋で、互いを傷つけないように自分を演じて、表面上はわきわいあい、優しい関係を続けている。そこに男娼のサトルが加わり、5人の視点が1章ずつ交代で、彼らの共同生活の実態が立体的に映し出される。 居住者の1人の未来は、他の居住者も自分がそうしているように「この部屋用の自分」という仮面をかぶって暮らしているのではないかと思っている。だとしたら、この部屋には、この部屋用の自分が5人いるだけで、当の自分は誰もいない、無人の部屋と言うことになるなあと内心、考えている。しかし、そんなことは居住者のだんらんでは

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    synapse_books 2011/01/07
    「パレード」
  • 恥辱 - 情報考学 Passion For The Future

    ・恥辱 南アフリカのノーベル賞作家J・M・クッツェーの代表作。2度目のブッカー賞受賞作品。 ノーベル賞が冠にあるからさぞ高尚な内容なんだろうなと思って読み始めると、いきなり娼婦と寝たり女子学生をナンパする話で始まって、ものすごく下世話な話題や不名誉な修羅場がその後も続いていく。 冒頭で52歳で大学教授の主人公は女子学生との不適切な関係を訴えられて査問委員会にかけられる。不器用な主人公は同僚らの温情にすがることもせず、不名誉な形で大学を追われ、農園で働く娘の元に身を寄せる。静かな暮らしをするはずが、貧しい農園での生活はさらなる恥辱に満ちた転落人生の始まりだった。 この人生のあらゆる局面でありえる恥辱(原題:Disgrace)に満ちている。 地位や名誉を剥奪される恥辱 性的スキャンダルにまみれる恥辱 黒人に屈服させられる白人の恥辱 娘に生き方を軽蔑される恥辱 大切なものを目の前で汚される恥

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    synapse_books 2011/01/07
    「恥辱」
  • 幻聴の世界―ヒアリング・ヴォイシズ - 情報考学 Passion For The Future

    ・幻聴の世界―ヒアリング・ヴォイシズ 私は体験したことがないが『神々の沈黙』『奇跡の生還へ導く人』を読んで、内なる声というテーマは気になっていた。このは幻聴について日臨床心理学会の研究者たちが、様々な観点から考察した。幻聴の実態は解明されておらず謎が多い。それを精神疾患の症状ととらえるのではなく、耳を傾けることで人生にとってプラスととらえていくヒアリング・ヴォイシズという新たな考え方が提示される。 幻聴あるいは空耳。統合失調症に多いが、精神疾患がない一般人でも6%が声を聞いた経験があるという。日で660万人が幻聴、空耳の体験者なのだ。その内容が統合失調症では94%が批判的な内容だが一般人ではその比率が13%と大きく減る。そして統合失調症患者は頻繁に声を聞くが、一般人はめったに聞かない。 幻聴は人生に大きな影響を与えることがある。イスラム教のマホメット、天理教の中山みきなど神の声を聴

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    synapse_books 2011/01/07
    「幻聴の世界―ヒアリング・ヴォイシズ」
  • 異形の日本人 - 情報考学 Passion For The Future

    ・異形の日人 「民俗学者宮常一の代表作に『忘れられた日人』がある。宮は地方の田舎で昔ながらの生活を営む人々の中にこそ、当の日人の姿があるとした。 私はそれとは対極に、路地に住む人やそれと同じように異端とされた人々、タブーとされた出来事を通して、日人の姿を見つめようと努めてきた。だからこれは宮と違う意味で、ノンフィクションの書き手である私なりの「忘れられた日人」ストーリーでもある。」 被差別部落問題ノンフィクションで大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したライターによる、マイノリティ視点の現代日人論。偉人伝より異人伝の方がずっと面白い。有名、無名の6人の人生が語られる。 ・類人猿のような姿態の"ターザン"姉妹 ・差別を描いて封印された漫画家『血だるま剣法』平田弘史 ・孤高のやり投げ選手 溝口和洋 ・医師の猥褻行為と裁判で戦い続けた生涯を持つ女性 ・股間から火を吹く芸で知られる

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    synapse_books 2011/01/07
    「異形の日本人」
  • iPadで教育が変わる - 情報考学 Passion For The Future

    iPad教育が変わる 中学受験進学塾の経営者でカリスマ講師の著者が、iPadを早速教育現場で実践してみましたというレポート。自分はITに詳しい人間ではないと最初に白状しているが、実践した経験を生徒の感想と合わせて、良い点も悪い点もオープンにしているところがよかった。仮説や予想ではなく迅速のフィードバック第一波なのだ。 実際にやってみた経験から、 ・授業が紙の資料を使った時より早く終わってしまう ・画像や動画で子供たちの理解が進んだ ・子供たちが「紙に書かないとおぼえられない」という意見を出した ・小学校低学年には向かない ・見る、聴くに優れるiPad、書く、読むは課題 ・重い紙の教科書を持ち歩かないで済む などたくさんの事実や判断がでてくる。こどもたちの授業後のアンケート結果も公開されている。教員たちはデジタル教科書導入による負担の増加を不安に思っていたり、それらを使った理想的な授業を

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    synapse_books 2011/01/07
    「iPadで教育が変わる」
  • 楽しい昆虫料理 - 情報考学 Passion For The Future

    ・楽しい昆虫料理 これは相当やばい...気のだったか。 「昆虫料理の世界へようこそ。書を手に取られたあなたの好奇心に敬意を表します。さあごいっしょに、おいしく楽しい昆虫料理の扉を叩きましょう。 書では昆虫よりも昆虫料理という用語を多く使っています。昆虫と聞くと佃煮を思い浮かべられる人が多いでしょう。でも昆虫にはもっとさまざまなおいしいべ方があるはずです。肉料理や魚料理があるように、昆虫料理と言うジャンルがあってもいいのではないでしょうか。」 どういう料理かというのはアマゾンのなか身!検索があるので一目瞭然(これほどなか身検索!が効果的なはあるまい)。バッタ、カマキリ、キリギリス、コオロギ、カイコ、アブラゼミ、タガメ、ナメクジ、イナゴ、スズメバチ、ゴキブリ、ジョロウグモ、ミールワーム、カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ナナフシ、ムカデ....など多数。 え、カブトムシ?

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    synapse_books 2011/01/07
    「楽しい昆虫料理」
  • 奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」 - 情報考学 Passion For The Future

    ・奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」 サードマンとは極限状況下の遭難者の傍に現われ生きろと励ます謎の存在。生死のかかった登山、南極探検、北極探検、海底洞窟探検、漂流者、9.11テロ時の世界貿易センタービルなど、古今東西の奇跡の生還者たちの多くが、自分はサードマンに助けられたと証言している。彼らの証言は驚くほど似ている。危機に舞い降りるこの守護天使は何者なのか。 書はオカルトではない。 正体不明のサードマンに若干のロマンは残すものの、基的には脳のメカニズムに原因を求める。脳には人の気配を感じるスイッチがあり、それが押されると傍に誰かがいるかのように濃密に感じさせる機構があることがわかっている。 単調さ、孤独、睡眠不足、酸素不足など複数の要因が重なってこのスイッチがオンになるとサードマンは降臨する。このにはサードマン体験の証言が多数収録されている。それはとても濃い気配の存

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    synapse_books 2011/01/07
    「奇跡の生還へ導く人―極限状況の「サードマン現象」」
  • 羆嵐 - 情報考学 Passion For The Future

    ・羆嵐 吉村昭作、新潮文庫。新刊でもなんでもないが、店頭で表紙買いした。大当たり。 黒地に白で浮かび上がる人い羆(ヒグマ)の顔。どう見ても凶暴極悪系である。舞台は大正時代の北海道の開拓地。酷寒の暗闇の中で、こんな凶暴な羆に自宅に押し入られ、家族が骨をかじられる音を聞きながら、なすすべもなく絶望に震えるしかない村人たちの恐怖。史上最悪と言われた羆の襲撃事件をベースにしたドキュメンタリである。 冬眠の穴をみつけられなかった羆は村に降りてきて容赦なく村人に襲いかかる。一度女体の味を覚えた羆は女ばかりをい散らす。原形をとどめない遺体に村人たちは震え上がる。武器もなく非力な村人は追い払うことさえできない。次々に犠牲者が増えていく。圧倒的な力を前にしたときの恐怖と無力感を、これでもかとばかりに味あわされる小説だ。 やがて到着する警察や隣村からの応援も所詮は素人集団であり、圧倒的な力をもつ羆の前には

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    synapse_books 2011/01/07
    「羆嵐」