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2011年8月23日のブックマーク (5件)

  • 「ユニコード戦記」書評 多様な言語文化守る善戦苦闘|好書好日

    ユニコード戦記 文字符号の国際標準化バトル 著者:小林 龍生 出版社:東京電機大学出版局 ジャンル:コンピュータ・IT・情報科学 ユニコード戦記―文字符号の国際標準化バトル [著]小林龍生 ユニコードとは、コンピューターで使われる文字コードの国際標準だ。そこにいかに漢字を取り込むか。そのための活動記録である。 母体は米企業を中心とする任意参加の民間団体だから、各国が1票ずつ持つ国際機関とは違って、参加して主張しない限り、日語への配慮は期待できないし、利害も対立する。戦いたるゆえんだ。 著者はワープロソフトの一太郎で知られるジャストシステムから派遣されて議論に参加、関連する会議の議長として世界中から集まった猛者をさばくまでになる。 言語文化の多様性を説くにもまず英語、という現実に直面し、40の手習いで苦手の英語を習得した過程、また「歩く国際標準」たる大先輩に伝授された「傷を負わせたら殺せ」

    「ユニコード戦記」書評 多様な言語文化守る善戦苦闘|好書好日
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    synapse_books 2011/08/23
    「ユニコード戦記―文字符号の国際標準化バトル」
  • 「世界の夢の本屋さん」書評 観光客まで引きつける老舗書店|好書好日

    を愛する人が幸せになれる世界の屋さんを取り上げ、お店の歴史、お客さんとのエピソード、その場所で働くことの喜びやのプロとしての知識・経験・勉強法といった名店を支えるス… 世界の夢の屋さん [著]清水玲奈、大原ケイ 西洋の老舗書店というと、古の墓場か中世の牢獄かと見誤るような老建築を連想するかもしれない。しかし書を見てびっくり、これは夢のように美しい店内を紹介する写真集であり、著者2人が女性というところも、男性マニアの作りそうなかび臭い書店ガイドとは異なる。 まず書店の選び方からしてファッショナブルだ。 たとえば創業250年の大老舗ヘンリー・サザラン(ロンドン)は、稀覯(きこうぼん)目白押しなのに誰でも気軽に入れ、高価なも手にできるポリシーのすばらしさを紹介する。 名店が多いパリ。モネの大作『睡蓮(すいれん)』が見られるチュイルリー公園内の園芸書専門店ジャルダン書店を取り上げて

    「世界の夢の本屋さん」書評 観光客まで引きつける老舗書店|好書好日
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    synapse_books 2011/08/23
    「世界の夢の本屋さん」
  • 『刑務所図書館の人びと』 アヴィ・スタインバーグ著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    ボストンの刑務所で図書室の司書をしていた著者によるノンフィクション。 司書は職員だが、刑務官とは違う。は他者と何かを共有するためのもの。それだけに、受刑者との距離の取り方が難しい。著者は悩み、刑務所にとって図書室とは何なのか迷い、さらに社会にとって刑務所とは、と考える。愚直とペダントリーの往復運動のような筆致で、自身の個人的な歴史(正統派ユダヤ教徒の家庭で生まれ育った少年時代、ホロコーストを経験した祖母の記憶)を織りこみながら、刑務所を立体的な世界として描いてゆく。 その世界とは一種の煉獄(れんごく)だ。たとえ図書室や運動場を持つ近代的な建物であろうとも、服役が社会的な死を意味するという以上に、そこは切実に死に近い。たとえばジェシカという女性受刑者は、二十年前に捨てた息子を同じ服役者のなかに見つける。彼女が窓から運動場の息子を見つめる様は、このでもっとも印象的な情景だ。が、息子への手紙

  • 『本の魔法』 司修著 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    の魔法とは「活字だけで読んでもわからないが、単行の装幀や装画と相まってわかってくるの魔力」を意味する。 書は著者が装幀を手がけた、愛惜してやまない十五冊のについて「の魔法にかかって、びりびりと感じたものの記録」である。 対象は武田泰淳『富士』や古井由吉『杳子・隠』に始まり、中上健次『岬』や森敦『月山』を経て小川国夫の遺作『弱い神』に及ぶ。戦後文学を総覧する勢いである。 核になっているのは、これらの作家や編集者との、時に信じ難いような痛飲と狼藉を交えた濃密な交流である。また、取材中のポーランドで出会った狂気の詩人J・Wとのエピソードなど、一篇一篇がさながら短編小説を読んでいるかのような趣がする。 他方「テキストを深読みしてかえって不評を買うこともあった」という著者は「『富士』は、武田さんにとって百合子さんを知りつくすために、書かれたといえるかもしれない」と作品の質を抉る。 問

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    synapse_books 2011/08/23
    『本の魔法』
  • 『科学的とはどういう意味か』 森博嗣著 : 新書 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

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    synapse_books 2011/08/23
    『科学的とはどういう意味か』