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2012年9月14日のブックマーク (8件)

  • 名文を書かない文章講座 - 情報考学 Passion For The Future

    名文を書かない文章講座 芥川賞をはじめ文学賞とりまくりの小説家 村田喜代子による文章術。 自分にしか書けないことを、だれが読んでもわかるように書く。それがこのの良しとする文章だ。そして「散文とは誠実に言葉数を費やして、自分の前にある事象に迫るものだ」といい、「豊満な体。熟れた若い女の肉体」などという語彙のみをもって最小限の言葉数で語る不誠実な文章を書くなという。かっこをつけた名文は不要、文章は口から。書くときにはモグモグいいながら、自分の言葉で語りなさいという。 何かの拍子にさらっといい一行が書けることがあって、それをベースに文章を仕上げていくということはよくあるが、その一行が名文だと勘違いしてはいけないという指摘に、私はうなった。推敲では鬼にならねばならない。 「削除には多大な勇気がいる。名文なんか惜しみなく捨ててしまおう。ここであらためて名文の定義をすると、真の名文とは、用途に合った

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    synapse_books 2012/09/14
    「名文を書かない文章講座」
  • 閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義 - 情報考学 Passion For The Future

    ・閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義 「グーグルで○○で検索して3番目にでてくるのが私のページです」という説明は、少し前から通じなくなっている。グーグルは検索結果のパーソナライズに取り組んでおり、過去にどんな検索をしたかによって、検索結果の順位をユーザーごとに変更しているのだ。ある人には3番目でも、普段の検索傾向が違う人には異なる順位で出てくる。 グーグルだけでなくネットの至る所にパーソナライズは仕掛けられている。ネット技術に習熟した人ほど、自分の興味関心のある情報が密度濃く現れる情報宇宙に包まれる。この現象を著者は"フィルターバブル"(これが原題)と呼んでいる。 フィルターバブルに包まれると目障りなものは見なくていいし、聞きたくないことは聞こえない。一見、自分を中心に世界が回っているような魅力的な情報空間に思えるが、多様な情報、異質な情報のインターネットの

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    synapse_books 2012/09/14
    「閉じこもるインターネット――グーグル・パーソナライズ・民主主義」
  • 夢宮殿 - 情報考学 Passion For The Future

    ・夢宮殿 アルバニアを代表するノーベル文学賞候補作家による反ユートピア小説。やっと文庫化された。寓意に満ちていて非常に面白かった。 19世紀のオスマントルコらしき世界で、国民の見る夢を収集する巨大な官僚機構 夢宮殿。そこは何千人ものエリート官僚が働く秘密主義の機関だった。全国から集まる膨大な数の夢の報告を<受理>は受け取り、<選別>課は重要性で分類し、<解釈>課は隠された意味を読みとる。そして夢宮殿の最高機関<親夢>は、上にあがってきた夢の中から、帝国の運命にかかわる予兆を含む「親夢」をひとつだけ選びだして、皇帝に伝える。それが戦争や平和、国家プロジェクト政治的粛清の意思決定につながることもある重大な仕事だ。 国の名門キョプリュリュ家に生まれたマルク=アレムは縁故で夢宮殿に就職し、大臣や知事を親戚に持つ家柄の力で、順調に出世の階段を昇っていく。国家に奉仕する巨大官僚機構の恐ろしさ、滑稽さ

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    synapse_books 2012/09/14
    「夢宮殿」
  • ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか NHKの同名の番組がとても素晴らしかった。全4回で人間が人間的である理由について探究するドキュメンタリ。考古学・人類学・動物学・脳科学・心理学などの最新成果を総合して、人間性や社会性の起源を明らかにしていく内容だった。近日DVDでも出るだろう。 ・ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか http://www.nhk.or.jp/special/onair/human.html これはその書籍版。4部構成の番組の流れはほぼそのままに、研究の詳細、取材過程でのエピソードを加えて、文字で深く知ることができる内容になっている。 脳の進化が心の進化につながり、心の進化が社会の進化へと影響を及ぼしていく。キーワードは交換、飛び道具、農業、貨幣。どれも人間にしか見られない事象であり、複雑な心が発達していないと成立しないものであるということを、毎回、少し意外な展開

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    synapse_books 2012/09/14
    「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」
  • ギヴァー 記憶を注ぐ者 - 情報考学 Passion For The Future

    ・ギヴァー 記憶を注ぐ者 未来SF『カッシアの物語』の原型になったといわれる名作。ちょっとアイデアを借りただけというのではなく、原作といっていいほど世界の設定は似ている。3部作というのも同じ。カッシアがよかった人におすすめ。初版は93年で、これは2010年に出た新訳版。 未来世界で人々は、あらゆる苦痛が取り除かれた完璧な"コミュニティ"に住んでいる。貧困も格差もなく平穏に暮らす代わりに、人々は自由やプライバシーを手放し、与えられた規則を厳密に守らなければならない。決められた時間に決められた仕事をする毎日。頭の中で考えたことや、感じたことまで、わかちあう"感情共有"も義務とされていた。 国家の管理と市民の相互監視によって完全に予定調和の理想郷。隠しごとや嘘など規則を破るものは"解放"されてコミュニティからいなくなる。超えてはならない川の向こうへ追放されるらしい。 少年少女は"12歳の儀式"で

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    synapse_books 2012/09/14
    「ギヴァー 記憶を注ぐ者」
  • 日本の歴史をよみなおす - 情報考学 Passion For The Future

    ・日歴史をよみなおす 「聖徳太子は倭人であっても日人ではない」 中世までの日史観を大きく変えた網野善彦の名著の文庫版。続編も収録。 日の社会は十四世紀の南北朝動乱以前と以降では大きく変容しており、その転換期を調べることで、中世日のイメージをとらえなおす。そこには教科書的常識とは大きく異なる、現代と異質の文化・社会が広がっていた。 民衆の生活や風俗に目を向けることで、時代の質が見えてくる。たとえば被差別対象の非人はかつては違った意味を持っていた。著者は非人とは中世以前はケガレに関する職能であったと指摘する。日文化のケガレとは「人間と自然のそれなりに均衡のとれた状態に欠損が生じたり、均衡が崩れたとき、それによって人間社会におこる畏れ、不安と結びついている」ものだが、十四世紀を境に社会が文明化されるに従い、ケガレに対する見方が畏怖、畏敬から、汚く汚れた忌避すべきものという現代の感

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    synapse_books 2012/09/14
    「日本の歴史をよみなおす」
  • ヒトが本屋を愛し続ける理由:『世界の夢の本屋さん』『世界の夢の本屋さん2』から

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    synapse_books 2012/09/14
    『世界の夢の本屋さん』『世界の夢の本屋さん2』
  • 性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか - 情報考学 Passion For The Future

    ・性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか タイトルがストレートすぎるが、内容はいたって真面目な科学読み物である。進化生物学と脳の認知系の研究者が書いている。この分野では研究者たちは、性器にセンサーをつけての実験、きわどい単語が並ぶアンケートなど、データをとるのがとても困難な研究テーマに挑んでいるわけだが、近年、実に貴重な研究用データの鉱脈を掘り当てたそうだ。それはインターネットである。 このの前半の圧巻はネットの利用調査の紹介だ。検索エンジンに入力された4億のキーワード、65万人の検索履歴、4万のアダルトサイト、数千の官能小説サイトなどをデータマイニングすることで、ネット上の性的欲望の実態を明らかにした。これが興味位的にも、科学的にも極めて面白いのだ。 4億のキーワードのうち、13%にあたる5500万の語句がエロチックコンテンツを探すためのキーワードだった。5

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    synapse_books 2012/09/14
    「性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか」