東武鉄道は「東京スカイツリー」、SL「大樹」、新型特急「リバティ」と、観光、レジャーの話題が豊富です。生活の面でも、着席列車や地下鉄への直通など、通勤や住み心地を快適にする取り組みが充実しています。 ふたつに分かれる路線網、共通点はある? 2017年、鉄道ファンにとっての、東武鉄道の大きなトピックはSL「大樹」と、新型の500系特急形電車「リバティ(Revaty)」でした。「大樹」は日光地域と鬼怒川温泉地域を結ぶ片道約35分のSL列車。「リバティ」は東武の特急電車として26年ぶりの新車です。 鬼怒川温泉駅で特急「スペーシア」と並ぶSL「大樹」(2017年6月、恵 知仁撮影)。 東武鉄道の路線網は、大きくふたつに分かれます。ひとつは浅草を起点とする東武伊勢崎線を軸とした系統です。亀戸線・大師線・佐野線・桐生線・小泉線・日光線・宇都宮線・鬼怒川線・野田線で構成されます。もうひとつは、池袋を起点