「『ホテル・ルワンダ』なんか何の役にも立たない!」議論に関して。 経過は、 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060225 論点は大きく分けて二つある。一つはもちろん差別の問題で、町山氏に噛み付いた人間が愚劣なレイシストであることは議論するまでも無く明らかなことだ。 もうひとつの論点は多少厄介である。「町山氏が『ホテル・ルワンダ』のパンフレットで関東大震災の朝鮮人虐殺問題を扱ったこと」すなわち、ある事件が普遍的な事例であることを主張するために別の事件を比較可能な事例として持ち出すことの問題であるが、これに対して多数の批判が寄せられているのである。 ある事件を普遍的なものとして扱うことは他方、その事件を相対化することである