昨日は、下北沢で友人の医師、色平哲郎さんを招いて医療シンポジウムを行った。参加者は40名ほどの小規模の勉強会だったが、芸の領域にも達している色平さんの話に聞き入り、『生命に値段がつく日--所得格差医療』(中公新書ラクレ・山岡淳一郎さんとの共著)もたくさん売れた。タウンホールでは下北沢再開発計画の説明会が行われ、その行政側の進行をめぐって意見表明を求める人々とやや紛糾した場面があったと後から聞いた。 ところで、一晩たってみて謎が少しづつ解けてきた。結論から言うと、5月31日(水)に衆議院法務委員会が10日ぶりに開催される可能性があり、全国の人々が恐れる「粛々とした採決」(つまりは与野党合意のない強行採決)に踏み切る危険性がかいま見えているということだ。その根拠は、与野党の実務者チームの与党側は「これ以上の譲歩は出来ない」と最初から宣言していてまるでやる気がない。他方で、民主党側は期限を切らず