長引く不況の中、出版業界が激しく動いている。今月中旬、講談社、集英社、小学館の大手3社と大日本印刷グループが発表したブックオフ株の取得は、長く両者が対立してきただけに、業界を驚かせた。筆頭株主となった大日本印刷は今回の提携を主導したほか、主婦の友社や大手書店の丸善、ジュンク堂などを次々に傘下に置いている。今後、新たな再編が生まれる可能性もある。 出版社にとって新古書店のブックオフは、新刊本が売れない一因で、作者への還元もしない「敵」だった。今回の資本参加について、ある中堅出版社の社長は「もうブックオフの好きにさせないということ」とみる。 ブックオフは約900店舗を全国展開し、本の売り上げは年間220億円を超える。出版社側には、むしろ取りこむことで二次流通市場をコントロールしようという考えがある。大きな狙いは、3社の売り上げが市場の6割強を占めるといわれるコミックだ。08年の新刊コミック
東芝が“22年の技術”を注いだ「dynabook SS RX1」を生み落としたのは2007年の6月。当時大々的にうたわれた、超軽量かつ薄型のボディ、長時間駆動、屋外でも視認性を確保する半透過液晶ディスプレイの採用など、今なお色あせない数々の特徴によって“モバイルPCの理想”を体現したこのノートPCは大きな注目を集めた。 その後dynabook SS RXシリーズは、基本アーキテクチャの変更を含むモデルチェンジを数回にわたって行ってきたが、性能・機能とモバイルの両立という基本コンセプトは2009年の今も変わっていない。用途をWeb閲覧などに絞り性能を制限する一方で、圧倒的な低価格を訴求してきたNetbookとは対照的な製品である。 液晶ディスプレイ(写真=左)とキーボード(写真=中央)、天板(写真=右)。1280×800ドット表示に対応した12.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載。晴天の屋外な
“本は買うもの”と決めているって? それでも図書館にはほかにはない価値がある。書店やAmazonで買えなかったといって、その本を読むのをあきらめていませんか? みなさんは図書館を使っているだろうか? 子供の頃、よく使ったが、大人になってからは……という人も多いかもしれない。“本は買うもの”と決めている人も多いだろう。 しかし久しぶりに図書館をのぞいてみれば、あまりの進化に驚くだろう。日本図書館協会が提供している「図書館リンク集」を見ると、ほぼすべての図書館がインターネットによる蔵書検索に対応。半数くらいの図書館はネットからの予約も可能だ。数割は携帯電話にも対応している。 絶版本も入手できる 筆者が突如図書館利用に目覚めたのは、絶版本を巡ってだった。それまではAmazon.co.jpで書籍を購入し、絶版であっても「マーケットプレイス」から中古品を購入していた(かなり定価より高いことが多いのだ
シンプルでスケーラブルな分散ストレージを自社開発したライブドア 一方ライブドア執行役CTOの池邉智洋氏は,同社のブログや写真投稿サービスなどのインフラで利用中のストレージ仮想化ソフトを自社開発した事例を紹介した。ライブドアのサービス群が求める要件が「いかに安価に容量を追加できるか。過剰な機能と信頼性は不要」(池邉氏)と判断。メーカー製のネットワーク・ストレージの利用を止め,「ファイルのパスがそのままURLになるため,ファイル・システムのパスをURLに変換しなくて済む」HTTPで入出力する分散型仮想ストレージの開発に踏み切ったのだという(写真4)。 設計思想は「複数ノード間の一貫性はCAP定理に基づいて遅延を妥協し,スケーラビリティと読み出しの速さにこだわった。一方で書き込みはそこそこの速度でよく,認証とアクセス制御はアプリケーションで実装するので不要」(池邉氏)というもの。HTTPサーバー
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