<決裂したNPBとMLB> 衝撃的な事実が判明した。これまでイチロー(ヤンキース)やダルビッシュ(レンジャーズ)らがメジャー挑戦の際に利用してきたポスティングシステム(入札制度)が事実上、消滅しているというのである。 入札制度は1998年、日米コミッショナー間で締結された「日米間選手契約に関する協定」によって導入。以後、協定は約2年ごとに改定、更新されてきた。 「昨年12月が協定の更新時期だったのですが、大リーグ機構(MLB)と日本野球機構(NPB)との間で話がまとまらなかった。協定自体が白紙になっているため、入札制度も消滅状態になっているのです。昨年はたまたまポスティングを使う選手がいなかったため、公にならなかった」(事情通) ショックなのが楽天の田中将大(24)だ。田中は以前からメジャー挑戦の夢を抱き、早ければ今オフにも入札制度でのメジャー移籍を目指している。 田中は昨オフ、