いま、図書館のこれからを考える いま、日本の公共図書館は様々な模索をしている。本以外の生活必需品を貸し出し、人々が気軽に集える空間をつくり、子どもたちの相談にものる。また、被災地や過疎化が進む地域で、住民たちの繋がりのためのハブの役割を果たしたり、マイノリティにも平等に開かれた設備を整えたり……本特集では、民主主義と自由な学びの砦として、市民たち自身が支え合う図書館の未来と本の生態系について多角的に考察する。 【目次】 特集*図書館の未来 【インタビュー】 図書館は民主主義の学校である / 岡本真 【討議】 新しい公共の場 / 猪谷千香+鎌倉幸子 【公共図書館の実験】 図書館と「ものがたり」——地方から考えるこれからの図書館 / 嶋田学 〝公共〞図書館の行方 / 新出 人と共にある図書館の未来は明るい / 高橋真太郎 図書館を持つ複合の場から——その実践と近未来 / 小川直人 多からなる一
武雄市図書館の2017年度の利用状況がまとまった。書店やレンタルのTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理運営を始めて5年。13年度からの利用状況を見てみる。
金額にすると、弁償本の預り金9万1358円のうち、2017年3月23日時点で購入されていたのは3万672円分(監査委員の認定額は2万9376円)。だが、これも公金から支払われていたため、CCCは預り金を全額保持しつつ、購入すべき本を購入していなかったのだ。その点を佐俣氏は、こう糾弾している。 「図書館の本は市民の税金で購入されており、いわば市民の財産です。また、これらの本を借りたいという人もいるでしょう。それなのに、指定管理者であるCCCは、極めてずさんな管理をしているのです」 さらに佐俣氏は未購入の50冊について、その後の購入状況がわかる文書を市教委に開示請求したところ、結果は「不存在」だった。つまり、市教委は未購入の弁償本についてフォローを行っていないのだ。いかに市教委が、図書館運営業務を指定管理者任せにしているかがわかる。 弁済金受領は違法 市民グループが、以上のような事実を証明する
(写真)JR佐世保線武雄温泉駅。 8月9日と8月10日、九州北部の4図書館を回った。1日目の最後には武雄市図書館を訪れた。2016年2月以降、意識して図書館を訪れるようになってから170館目くらいで、ついに訪れることができた。 2016年11月には海老名市立図書館を、2017年2月には高梁市図書館を訪れ、この8月には武雄市図書館のほかに多賀城市立図書館も訪れている。海老名市と高梁市の経験からTSUTAYA図書館にはわりとよい印象を持っていたが、武雄市図書館の地域資料コーナーにはがっかりすることとなった。 (地図)OpenStreetMapより。作者 : OpenStreetMap contributor。 佐賀県武雄市について 佐賀県武雄市は人口約5万人の自治体。TSUTAYA図書館の所在地では宮城県多賀城市(6万人)よりも少なく、岡山県高梁市(3万人)よりも多い。それほど拠点性のある自治
~地域自治体などと組み、高齢者サポート・健康増進・地域活性化を目指す~ 本日、スマートフォンを利用して、高齢者サポート・健康増進など、ふるさと(地域)活性を実現することを目的に、「ふるさとスマホ株式... 110 人がブックマーク・59 件のコメント
この手の記事は書き手の好みが大いに反映されるから、いろんな論争を巻き起こしそうです。 という事で、私の勝手ながらの考察です。w スタバは(オヤジ客である)私からすると、コーヒ店ではなく、コーヒー味のデザート店て感じですね。 アレンジコーヒーは値段も張るし滅多に頼みません。 頼むのはドリップのみですが、苦みが強いだけで正直美味しいとは感じません。もともとラテを始めとしたアレンジコーヒーが「エスプレッソ」をベースとしているからだと思いますが、コーヒー好きが好む味では無いと思います。 と言いながら良く行く一番の目的は、やはり電源と無料Wi-Fiですね。比較的安定しているので、ショートドリップ一杯302円は、外出時の仕事場の場所代として割り切って払っています。 ドトールは安さが良く言われますが、一杯単価で比べると確かにドトールの方が安いですが、容量単価で比べるとスタバのドリップの方が断然やすいです
『図書館の基本を求めて』より 入館者数の数値とその不適切さについて 武雄市図書館は図書館・歴史資料館と蔦屋書店・スターバックスによる複合施設である。後者は目的外使用の商業施設であって図書館ではない。「入館者数」はこの建物全体の入口でカウントされた複合施設の入館者数であり、図書館の入館者数ではない。 改修により建物内部は大きく変化したが、建物そのものは同じである。改修前の施設では、図書館の開架フロアのほかに歴史資料館(蘭学館)、企画展示室、メディアホール、書庫、事務室等があり、図書館開架フロアは建物全体の床面積の三分の一以下で、そのフロアのみが区切られ、その入口に資料盗難防止のためのBDS装置が設置されていて、そこを通る人が図書館入館者数としてセンサーでカウントされていた。返却のみを目的に来館した人は、BDSの手前で返せるようになっていたので、入館者数には入らなかった。 それが改修後
岡山県高梁市は11月1日、レンタル大手TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)を指定管理者とし、管理・運営を任せた図書館を、来年2月4日にオープンすると正式発表した。 駅前に完成した4階建ての複合ビルに、賑わい創出の目玉としてCCCがプロデュースするカフェや書店を併設する滞在型の新図書館がオープンする計画で、佐賀県武雄市、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市に続いて、全国で4例目となる“ツタヤ図書館”だけに、かねてより注目を集めていたのだが、驚いたのがその人事である。 新聞報道等で、新図書館の館長として名前が挙がったのは、高梁市教育委員会の委員長だった藤井勇氏だ。教育委員としての任期は、2013年11月16日~17年11月15日までとなっていたが、任期を1年以上残して今年9月30日付で退任していた。 さらに取材してみると、10年3月に同市内の小学校校長を定年退職した
※画像は武雄市図書館公式サイトのスクリーンショット 佐賀県武雄市のいわゆる 「ツタヤ図書館」 が、今も全国的な議論を煽っている。 図書館の業務を民間委託することにより、大幅な増収を目指すこの試み。館内に喫茶チェーン店やソフトレンタル店が入るなど、ある種の「近代化」を図書館にもたらした。だが、問題も多数噴出している。 その最大のものは、 「鍋島資料問題」 だ。 ■目的に邁進する鍋島家の「家風」 現代の佐賀県にあたる地域は、かつて鍋島家が統治。 佐賀鍋島藩の藩祖である 鍋島直茂 は、戦国期に力を失った龍造寺家に代わり領国の頂点に立った。この鍋島家は、 目的のためならいかなる手段を行使しても必ずやり遂げる性格 。家の発展のために主君格龍造寺家を放伐し、また関ヶ原の合戦においても巧みな二枚舌を使って戦後の領国安堵にこぎつける。 19世紀、徳川幕藩体制においてもその性格は変わらなかった。 1808年
誰もがお世話になったことのある施設のひとつに図書館がありますが、みなさんはどれくらいの頻度で図書館を利用していますか。最近は活字離れが叫ばれ、普段読書をしない人も増えているので図書館にもしばらく行っていないという人も多いのではないのでしょうか。 しかしTSUTAYAを展開するCCCが運営主体になったことで全国的な話題になり、音楽や映像ソフトの販売・レンタルも行うようになった武雄市図書館や、フィルム映像や映画がたくさん並び、シネマまである福岡市総合図書館など、個性豊かな図書館が各地にあります。そんな独自の魅力を持つ九州の図書館を紹介していきますので、気になった人はぜひ一度足を運んでみてください。
蘭学資料の常設展示室「蘭学館」がCD・DVDレンタルコーナーになった経緯を、ざっくりと、新聞記事を中心に。 漏れもありそうなんで、気がついたらぼちぼち追加予定。 ● 2012年5月4日 佐賀新聞(佐賀のニュース) 【武雄市立図書館、ツタヤに運営委託計画 21時まで開館】 図書館に併設している蘭学館と企画展示室の運営は委託しない。4日に東京と佐賀市で会見した樋渡啓祐市長は「展示室などは新設や市庁舎への移転なども考える」とした。 http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2199763.article.html ● 6月12日 佐賀新聞 【歴史資料館に田代酒造跡も検討 武雄図書館委託計画で】 武雄市図書館の運営委託計画に絡んで併設の歴史資料館の移転問題が浮上していることについて、樋渡啓祐市長は12日、移転先の一つに武雄町武雄(新町)の田代酒造跡を検討していることを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く