下記の資料に「ゴーシュ」についての記載があるが、いずれも賢治自身が語ったものではなく、定説とされるもの、または私見である。書簡やメモ等で触れられていないか確認したが、見つけることはできなかった。 『新宮沢賢治語彙辞典』 ⇒p270「ゴーシュ」の項目 ※【人】gauche(仏)フランスでは、左(左手、左側、左派、等)の意から、ゆがんだ、不器用な、などの意味。後者はいかにも童[セロ弾きのゴーシュ]の主人公名にふさわしい、との記載あり。 『定本宮澤賢治語彙辞典』にも同様の記述。 『<新>校本宮澤賢治全集 第11巻[2]』 ⇒p287 主人公名が「テイシウ → ゴーパー → ゴーシュ」となる、との記載あり。 『新修 宮沢賢治全集 第12巻』 ⇒p339 後記(解説)のなかで、フランス語でgaucheは「下手くそな」の意、との記載あり。 『「セロ弾きのゴーシュ」私見』(「立教女学院短期大学紀要」№1