島根県の大田市観光協会とイオンは、世界遺産「石見銀山遺跡」周辺で地域通貨として使える電子マネー「石見銀山WAON」を4月25日に発行する。中国地方のジャスコやサティ、大田市観光協会などで販売する。全国のWAON加盟店のほか、石見銀山遺跡周辺の「世界遺産センター」など有料施設で決済に使える。また施設利用時にカードを提示すると料金割引などの特典がある。 イオンの電子マネー「WAON」の機能を備え、200円の支払いごとに1WAONポイント(1円相当)が付く。これに加え売上金の一部が、石見銀山遺跡の整備、景観保全を行う基金に寄付される。 カード券面のデザインには、石見銀山遺跡の観光名所となっている坑道「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」と、毛利元就が正親町(おおぎまち)天皇即位時に献上した丁銀(銀貨)「御取納丁銀(おとりおさめちょうぎん)」を採用した。 電子マネーを導入する施設は世界遺産センター、龍