再生可能エネルギーを前提としたインフラへと大転換するための道筋を示した一冊──『グローバル・グリーン・ニューディール: 2028年までに化石燃料文明は崩壊、大胆な経済プランが地球上の生命を救う』 『第三次産業革命』、『限界費用ゼロ社会』などの著作でこれから先のエネルギー源、都市インフラについて一貫した提言を行ってきたジェレミー・リフキンによるこの最新作は、副題にも入っている通り、化石燃料文明の崩壊に備えて再生可能エネルギーを主軸にした新しいインフラを、今こそ整備するときであるという現状の紹介とこれからについての提言の書である。 現在、地球上では温室効果ガスの増大によって産業革命以前の水準から1℃上昇しており、今の状態が続けばそれ以上の上昇は避けられない。たった1℃、と思うかもしれないがこの1℃で大気が保持できる水分量は7%ほど増加し、それによって雲の中で激しい水分の運動が発生。それが極端な
![再生可能エネルギーを前提としたインフラへと大転換するための道筋を示した一冊──『グローバル・グリーン・ニューディール: 2028年までに化石燃料文明は崩壊、大胆な経済プランが地球上の生命を救う』 - HONZ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e4088f99cbd3dc8e2896be3c5b24878c43a84837/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51sZO4EUqZL.jpg)