新たな研究によると、気候変動により大気中の二酸化炭素が増加したことで、アメリカでは森林の木々の成長が早まり、大きくなっていることが明らかになったそうだ。 樹木は二酸化炭素を吸収して成長するために、気候変動を緩和する機能があると考えられている。 今回『Nature Communications』(2022年9月19日付)に掲載された研究では、全米の森林10か所で、一貫して木の体積が増加していることが判明した。 樹木が気候変動から地球を守っているだろうことが示唆されている。
“樹齢9550歳” はるか昔から地球上の歴史をずっと見届けてきた“世界で最も古い木”についてご紹介します。 スウェーデンのフルフジェーレット山脈に立っているこの木は、高さ5mほどのヨーロッパトウヒ(トウヒ:マツ科トウヒ属の常緑針葉樹)。名は「Old Tjikk」。このトウヒを発見した地質学者Leif Kullmanが、自分の飼っていた愛犬にちなんで名付けたそうです。 世界で一番古い木と言われると、巨大な大木(屋久島の縄文杉のような)をイメージする方も多いかと思いますが、このように高さが5m程度の細い木であることに驚きました。 スカンジナビアから氷河が後退して間もない頃に根付いた このトウヒは氷河期最後の時代、スカンジナビアから氷河が後退して間もない頃に根付いたそうです。厳しいツンドラ気候によって何千年にもわたって低木のままだったそうですが、過去1世紀の間で気候が暖かくなったことから、解凍さ
トマトなどの植物は、ストレスを受けると可聴域外で音波を発していることがわかった昆虫や動物は、5m離れた場所でもその音を聞いて反応している可能性もある植物のストレスによる悲鳴を検出できるようになれば、精密農業の分野に改革を起こせる可能性がある ファンタジーの世界には、マンドラゴラという悲鳴をあげる植物がいますが、どうやら現実の植物たちもストレスを受けると、人間には聴き取れない超音波で悲鳴を上げていたようです。 イスラエルのテルアビブ大学の研究者Itzhak Khait教授率いるチームの研究によると、トマトやタバコの木(ナス科の植物)は水不足によるストレスを受けたり、茎が切断されたりすると、人間には聴き取れない周波数の音を出すというのです。 「この発見は、沈黙していると思われていた植物に対する考えを変えるかもしれない」と研究チームは語っています。 この研究論文は、現在は未査読の状況で、生物学関
幹の中の水の流れを聴く 聴診器で樹液の流れる音が聞こえるのか? 樹 木の木部(材の部分)を揚がる水を「木部樹液」と呼びます。これは根から吸い上げられて梢に運ばれる水のことで,内樹皮(師部)にある師管や師細胞の中を 上から下に動く液---「師管液」(同化物質,糖類)---とは異なります。樹木の幹に耳あるいは聴診器をあてると「樹液の流れる音が聞こえる」という話 がありますが,科学的にはこれは正しくありません。聴診器で聞こえる音,つまり人間の耳がとらえることのできる音には,葉が風に揺られてぶつかる音,枝の揺れによるきし みなどの多くの音が混ざっています。幹に耳をあてると音が聞こえるので,何となく「水が流れる音」と言い出したのではないかと思います。 樹液の流れに関わる音:アコースティックエミッション(AE) 一般に「水が流れる音」とは,水道の蛇口をひねって勢いよく水が流れる時の音,あるいはかなり流
生物の進化を語るうえで外せない巨人・ダーウィン。彼に触れずして、これから先も話ができないので、ここでダーウィンの進化論についてまとめて話しておきましょう。 ダーウィンの進化論はまさに現在の生物学の礎になっている重要な理論ですが、進化論という響きに難解さを感じる人は少なくないはずです。実際に、生物学や生態学の専門書、あるいはネットの解説なんかを読んでもやたらと硬く難しく語っているものが多くて、いっそう理解を遠ざけている節があります。だいたい学者や専門家という人種は、物事を難しく語ることはできても、簡単にわかりやすく伝えることが苦手な人は多いし、なかにはわざと難しく伝えたがる人も少なくありませんから(笑)。 「進化論」とはどんな理論か? ダーウィンの進化論とは、ざっくりいえば、生物は「変化」を続けており、変化の結果、生き残ってたくさんの子どもを残す上で有利な形質を持つ個体が、不利な形質を持つ個
ローコードで開発できることにより、開発時の負担を軽減できる点が大きな特徴であり、近年需要が高まっています。 本記事では、Power Platformとはどういったサービスなのか?その概要を分かりやすくお伝えします。 Microsoft Power Platform まるわかりガイド データをパワーに、ビジネスを加速する統合プラットフォーム AI / IoT の浸透は、従来のビジネス モデルを大きく転換させます。リアルタイムで収集される膨大なデータと高度な分析により、顧客のリクエストを先回りしたサービスの展開が可能となるからです。別次元のスピード感が求められるデータの時代において、アプリ開発の遅れはビジネス機会の損失に直結します。 Power Platformは5つのサービスで構成されている まずはPower Platformの基本構成をご紹介します。Power Platformは以下5つの
月刊ニュータイプの創刊や永野護さんによる漫画「ファイブスター物語」の連載に携わったKADOKAWAの井上伸一郎さんによる講演「月刊Newtypeと私のFSS」が、「マチ★アソビ vol.25」のデジタル人材発掘セミナーとして開催されました。この日、井上さんは永野さんから「何を言ってもOK」と承諾を得て来ていたということで、かなり貴重な話がいくつも飛び出したので、その内容を、ほぼ余すところなくまとめました。 マチ★アソビ https://www.machiasobi.com/ 講師を務めた株式会社KADOKAWA上級顧問・エグゼクティブフェローの井上伸一郎さん。 聞き手はNPO法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)監事で弁護士の桶田大介さんが務めました。 桶田大介さん(以下、桶田): 本日はたくさんの方にお越しいただきましてありがとうございます。せっかくなので、なるべく多めに質疑応答の時間
テレビでやってた『エイリアン』が怖すぎて、見るのを止めてしまったことがある(船長がヤツと遭遇するシーン)。ストロボに照らされ一瞬だけ映ったその姿は、今でもはっきり思い出せる、というか夢に出てくるトラウマだ。 『シャイニング』(小説のほう)は怖くてたまらないのに、どうしても止められず、結局完徹したことがある。物語のラスト、オーバールック・ホテルが迎えた凄惨な朝は、痺れるほどのカタルシスだった。 自分の経験だけど、不思議に感じる。 1. モンスターは存在しないと知ってるのに、どうして怖いのか? 2. なぜ怖いと分かっているのに、ホラーを読むのか? この疑問に、真正面から取り組んだのが、ノエル・キャロル『ホラーの哲学』だ。古今東西の哲学者、研究者、作家の言を引きながら、メジャー・マイナー問わず、映画や小説のホラー作品に共通する原則を考える。この検討の中で、この疑問に一定の解を導き出している。 た
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精子の臭いの成分はポリアミンっていうんだ ポリアミンは炭素鎖にアミノ基がついただけのシンプルな構造の物質の総称で、有名なのはプトレッシン、スペルミン、スペルミジンの3種だね! 名前を見てもわかる通り、精子(スペルマ)から発見されたのでスペルミン、スペルミジンっていうくらいなんだ ポリアミンはアミノ基がついているため正電荷、プラスの電気を持っていて、DNAは主鎖のリン酸基が負電荷、マイナスの電気を持っているんだ なのでポリアミンはDNAとくっつく性質があって、DNAの安定化や、遺伝子発現の制御なんかにも関わっているんだ 精液にいっぱい含まれているのも納得だよね! で、ポリアミンは精液以外にも、栗の花と言われるような、広葉樹の花にも多く含まれているので、春先に雑木林からもなんだかエッチな臭いがするよね! また、ポリアミンは分解されるとアミン系の臭いが強くなるので、その臭いがイカ臭いと言われるよ
(さらしな・いさお)。古生物学者。武蔵野美術大教授。東京大学大学院非常勤講師。1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。『化石の分子生物学』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞。著書に『宇宙からいかにヒトは生まれたか』『進化論はいかに進化したか』(ともに新潮選書)、『爆発的進化論』(新潮新書)、『絶滅の人類史』(NHK出版新書)、『若い読者に贈る美しい生物学講義』(ダイヤモンド社)、共訳書に『進化の教科書・第1~3巻』(講談社ブルーバックス)などがある。 若い読者に贈る美しい生物学講義 生物とは何か、生物のシンギュラリティ、動く植物、大きな欠点のある人類の歩き方、遺伝のしくみ、がんは進化する、一気飲みしてはいけない、花粉症はなぜ起きる、iPS細胞とは何か・・・。分子古
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