タグ

2023年8月14日のブックマーク (6件)

  • 中谷宇吉郎 比較科学論

    科学が今日のように発達して来ると、専門の分野が、非常に多岐に分れて、研究の方法も、千差万別の観を呈している。事実、使われている機械や、研究遂行のやり方を見ると、正(まさ)に千差万別である。しかしそれらの研究方法を概観すると、二つの型に分類することができる。 その一つは、今日精密科学といわれている科学のほとんど全分野にわたって、用いられている研究の型である。問題を詳細に検討して、それを分類整理し、文献をよく調べて、未知の課題を見つける。このいわゆる研究題目が決まると、それについて、まず理論的な考察をして、どういう実験をしたら、目的とする項目についての知識が得られるかを検討する。そして実験を、そのとおりにやって、結果を論文として報告する。 こういう種類の研究で、一番大切なことは、よい研究題目を見つけることである。それが見つかれば、あといろいろと工夫をして、その問題を解いて行けばよい。比較的簡単

  • 【オートポイエーシスとは】定義・意味・理論をわかりやすく解説|リベラルアーツガイド

    オートポイエーシス(autopoiesis)とは、チリの生物学者が発案した生命の質をとらえる理論です。ギリシャ語の「自己・制作」が語源で、自分で自分を再帰的・自己準拠的に創り出すことを意味します。 定義だけだと抽象的でなかなか理解しにくい理論ですが、ルーマンの社会システム論から近年話題の人工知能の捉え方まで、さまざまな領域に大きな影響を与えている理論です(ルーマンの社会システム論には、3章から飛べます)。 この記事では、 オートポイエーシスの意味 オートポイエーシス論の変遷 オートポイエーシスの展開 をそれぞれ解説していきます。 あなたの関心に沿って読み進めてください。

    【オートポイエーシスとは】定義・意味・理論をわかりやすく解説|リベラルアーツガイド
  • その物忘れ「スマホ認知症」かも 30~50代で急増中

    スマートフォンを多用する50代以下の世代で、心身に不調をきたす人が増えている。SNS(交流サイト)を通じた情報収集・発信、ショッピング、ゲームや動画視聴などで「長時間利用が当たり前」という依存状態も珍しくない。診療の現場では、脳への負担増が原因で認知症に似た症状に陥る患者が増えており、スマホ依存のリスクを指摘する声が高まっている。 ここ10年で急増認知症など脳機能に障害をきたした患者らを診療する「おくむらメモリークリニック」(岐阜県岐南町)の「もの忘れ外来」。従来、高齢患者が大半を占めてきたが、ここ10年ほどで急増しているのが30~50代の若年患者だ。 若年患者の特徴として、「人や物の名前が出てこなくなった」「簡単な計算さえできなくなった」など、日常的に深刻な物忘れの症状に悩まされているとの訴えが多い。 こうした症状はアルツハイマー型認知症と似ているものの、MRI(磁気共鳴画像装置)などの

    その物忘れ「スマホ認知症」かも 30~50代で急増中
  • 刑務所が最後のセーフティーネットになっている! | 時事オピニオン | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス

    刑務所は罪を犯した人がその罪を償うために入る場所。この定義は間違いではないが、実態を知れば違和感を覚えるだろう。塀の中には、来福祉の手が差し伸べられるべき人々――知的障害があり軽微な犯罪で入退所を繰り返す「累犯障害者」が多数収監されているからだ。秘書給与詐取事件により実刑判決を受け、433日間の獄中生活を送った著者が見てきた現実とは。 「累犯障害者」とは 「ボク、あのお猿さんみたいだったよ」 動物園の猿類舎の前で、横にいる男性が屈託のない笑みを浮かべながら言った。さらに人目もはばからずに、鉄格子の中にいるマントヒヒに向かって叫ぶ。 「こらー、チョーバツだぞー」 彼の右手は売店で購入したばかりの動物のオモチャを、そして左手は私の手をしっかりと握りしめていた。 彼、Aさんは41歳の知的障害者。生まれながらに染色体異常という障害があり、義務教育の9年間は特別支援学級、そして高校は特別支援学校の

  • ベイズ統計とは?普通の統計と何が違う?徹底解説!|Udemy メディア

    ビッグデータの活用、データサイエンティストといったトレンドワードと一緒に話題にのぼる「統計」。 説得力のある提案書や会議資料の作成にも、統計の知識は欠かせません。 今回は、機械学習と相性がよく、柔軟なマーケット調査やトレンド分析などにも役立つ「ベイズ統計」を、やさしく解説していきます。 ベイズ統計とはどんなもの?基となる考え方を解説! 確率には、客観確率(客観的確率)と主観確率(主観的確率)があります。 ベイズ統計とは、主観確率を扱う統計学です。 ベイズ統計は、データが不十分でも、”ある事態が発生する確率”を最初に設定(=事前確率を設定)した後、さらなる情報が得られる度に”ある事態が発生する確率”(=事後確率)を更新していき、来起こるであろう事象の確率(主観確率)を導き出します。 得られたデータから確率を更新していく、この概念を、ベイズ更新といいます。 近年、ベイズ統計が更なる注目を浴

    ベイズ統計とは?普通の統計と何が違う?徹底解説!|Udemy メディア
  • 量子力学:遅延選択量子消しゴム実験

    量子消しゴムの意味 遅延選択量子消しゴム実験というのは1982年に提案されていた実験であり,1999年に次の論文で結果が報告されている. Kim, Yoon-Ho; R. Yu; S.P. Kulik; Y.H. Shih; Marlan O. Scully (2000). "A Delayed Choice Quantum Eraser". Physical Review Letters. 84: 1-5. arXiv:quant-ph/9903047 1999年3月にネット上のarXivに投稿され,2000年に正式な論文として出版されたということである. 「量子消しゴム」という言葉が専門用語っぽくないのだが,これは quantum eraser の直訳である.来は「量子消去を試みる実験装置」といった意味合いであろうが,誤訳とも言えない.消しゴムや黒板消しをイメージさせる軽い言葉遊びも

    量子力学:遅延選択量子消しゴム実験