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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/ablerail1007 (3)

  • 想定外...確率の計算 - Sixteen Tones

    昔の岩波全書のブックデザインは格調が高かった.このは今でも目録にあるけれど,装丁は安っぽくなってしまった. ヒトが装丁,いや「想定外」というときは,意識してか無意識にか知らないが,確率の計算をしている.原発を襲う津波の高さを想定する会議では,出席者たちの定年以前に来そうも無い津波は想定外だ. 来たら,運が悪かったのだ. 原発再開の論議でもこの計算がまかり通っている. でも,怖いのは,地震学者さん達が,日付近の地下の構造が予想がつかない,すなわち 確率計算が出来ない状況へと変化していると感じているらしいこと.こうなると,いままでの確率計算はちゃらである. もっと肝心なことは確率の計算の非人間的なこと.確率が 1 年間で 1 万人にひとりというとき,自分がそのひとりになることは「想定外」である. その「ひとり」になったらおおごとだが,それは個人的な問題であり,政策とは,確率という名の科学の

    想定外...確率の計算 - Sixteen Tones
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2012/05/09
    "政策とは,確率という名の科学の名を借りて,個人を切り捨てるもの"
  • タイムマシンのつくりかた - Sixteen Tones

    ポール・デイヴィス著 林一訳 草思社文庫(2011/12). 2003 年刊行のハードカバー「タイムマシンをつくろう」の文庫化. 理論物理学者が書いた真面目な.大学で物理を勉強した,あるいはさせられた方は,このの最後の「なぜタイムとラベルを研究するのか」から読み始めるのがいいかもしれない.シュレディンガーののような「思考実験」と言われれば納得だ. 現在,タイムトラベルの研究は理論物理学のコミュニティの中で家内制工業めいたものまでにはなって来ているということである.でも,過去に遡って少女時代の母親を殺したらどうなるかをまじめに議論するあたり,SF との境界はあいまいだなというのが実感. ワームホールをタイムトンネルとするタイムマシンの設計図も載っているが,このカバーイラストのような愛嬌のある代物ではなく,巨大加速器のイメージに近い. 定年してつまならくなったことは,こうしたことを世間話

    タイムマシンのつくりかた - Sixteen Tones
  • 福島原発 - Sixteen Tones

    信用されないかもしれないが,これでも工学部原子力工学科卒 である. 官房長官がしょっちゅう会見している.付け焼き刃とは思いながら,実はかなり好感を持っている.こういう事態に陥ってからは,保安院はおおむね妥当な,見方によっては唯一解的な対処をとっていると思う. 自民党は「あんな説明では解らん」と言っているが,こんなもんでしょう. でも. 制御棒がちゃんと入っていれば,核分裂は終わっているはず. 残る問題は崩壊熱であるはず...と理解するのだが,ここがきちんと説明されていない. 崩壊熱は時が経てば減るはずだ.そこで冷却に失敗すると どういう影響がでるのか,系統的に説明してもらいたい. 場当たり的な説明ばかりなのが不満. テレビにはいろんな大学教授が登場するが,アナウンサーに答えているだけで まるで主体性がない. 系統的に説明できれば ほんとに制御棒は入ったんでしょうね? ホウ素は何のため? 冷

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