現在オランダと言われる地域は、ネーデルラントの北部を占め、1568年にスペインからのオランダ独立戦争を開始し、北部のホラント州を中心とするユトレヒト同盟の7州が1581年にネーデルラント連邦共和国として建国を宣言した。1609年にはスペインとの休戦協定が成立し、事実上の独立を達成した。 この項では17世紀の全盛期から、18世紀末の変革期までをまとめるが、日本ではこのネーデルラント連邦共和国の略称として「オランダ」といっているので、その歴史は「オランダ史」の一部として語られることが多く、用語上も混在してしまうのでご容赦を。 ・古代~16世紀についてはネーデルラントの項を参照。 ・独立から現代の詳細についてはオランダの項もを参照。 (1)独立達成と海外進出 1568年にホランド州を中心としてスペインからの独立戦争を開始し、1581年に独立を宣言、1609年の休戦協定で事実上の独立を達成し、16