新型コロナウイルス感染症の発源地をめぐり米国と中国が舌戦をする中、昨年11月にイタリア北部で「異常な肺炎」が発生したという主張が出てきた。 23日の香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)によると、イタリア・ミラノのマリオ・ネグリ薬学研究所のジュセッペ・レムチ所長は米国公営ラジオ放送(NPR)のインタビューで「医師らは昨年11月ごろ高齢者を中心に異常で深刻な肺炎が発生したのを記憶している」と述べた。 レムチ所長は「これは我々が中国で伝染病が発生したことを知る前に、少なくとも(イタリア北部の)ロンバルディアではウイルスが流行したという点を意味する」とし「人々が認知していない状況でウイルスが広がっていたかもしれないということだ」と明らかにした。 イタリアは新型コロナ被害が最も深刻な国だ。死者数は20日に中国を上回り、22日午後基準で5476人。このうちウイルス拡大拠点のロンバルディア地域
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