植物の持つ驚くべき能力が次々と明らかになりつつある。ある種の植物は、様々な化学信号を発し、仲間とコミュニケーションをとることがわかっているが、あの、ホクホクとしたおいしい「さつまいも」にもその能力が備わっていることがわかったという。 さつまいもは、害虫にかじられると、葉の部分から強いニオイのする化学物質を放出し、近くのさつまいもや自分の他の葉っぱに対して、危険を知らせるのだという。 また、害虫の消化器系を傷つけるタンパク質も放出し、害虫を寄せ付けないようにもしているという。
![「さつまいも」は食べられそうになるとニオイで仲間に危険を知らせる(ドイツ・台湾共同研究) : カラパイア](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ead50c0af135acc0d19652e9befa12e10eddbd9c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Flivedoor.blogimg.jp%2Fkarapaia_zaeega%2Fimgs%2F8%2Fb%2F8b8729ad.jpg)
AlexLinch/iStock 海外の統計によると、4人に1人が子供時代、あるいや思春期に、一度は盗みやいじめ、嘘、暴力といった反社会的な行動パターンを見せるという。だがほとんどの人は、こうしたことからいずれは卒業することになる。 しかし、そのうちの1割は、大人になっても反社会的行動パターンから抜け出せない。そうした人の脳をMRIで検査した結果によれば、彼らの脳は普通の人とは少々違うところがあるようだ。 『Lancet Psychiatry』(2月17日付)に掲載されたユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンをはじめとする研究グループによる調査結果によると、反社会的行動をやめられない人の脳は表面積が小さく、いくつかの領域の皮質が薄いことがわかったという。 【反社会的行動が止められない人の脳は面積が小さく皮質が薄い】 この研究では、45歳の参加者672名の脳をMRIで検査して解析した。 参加者
上から見た若いおとなのサカサクラゲ。サカサクラゲが分泌する粘液から、刺胞を多く含む極小器官「カシオソーム」が発見された。米スミソニアン国立自然史博物館の無脊椎動物学部門で撮影。(PHOTOGRAPH BY ALLEN COLLINS) 米フロリダの沿岸からミクロネシアまで、世界のマングローブ林の海では、クラゲに触れなくても、海に入るだけでクラゲに刺されてしまうかもしれない。新たな研究で、相手に触らずに攻撃するサカサクラゲのスゴ技が明らかになった。 どうしてそんなことが可能なのだろうか? 2月13日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された論文によると、サカサクラゲ(Cassiopea xamachana)が放つ粘液の中に、超小型の「毒入り手榴弾」が大量に含まれているという。 サカサクラゲの仲間は、べたつく粘液を大量に放出して、ブラインシュリンプ(アルテミアとも
Free-Photos/pixabay アメリカ人が大のピザ好きであることはこれまでにもカラパイアで伝えて来た。ピザの自販機が大学構内に設置されたかと思えば、本物のピザをアクリル樹脂に詰め込んだオブジェが販売されるなど、アメリカ人のピザ愛は止まらない。 アメリカ人は現金報酬よりもピザで報酬を払ってもらった方がやる気が出て効果的という研究結果も報告されている。 そんなピザ大好きアメリカ人がピザを消費する量は、年間にして恐らく相当なものといえるはず。しかし、それに乗じてピザ関連の事故も増加しているようなのだ。 って、ピザでどんな事故発生!? 【100の救急部門からカルテをもとに調査】 今回調査を行ったのは、医療会社サービスプロバイダー『Babylon Overall Health』だ。 100の救急部門から、医師の「ピザ」というメモが記されたカルテをもとに調査してみたところ、2017年はピザ関
Trifonov_Evgeniy/iStock 15年間にわたり前世の記憶があるという子供たちの証言を調べた科学者が、死後の世界や生まれ変わりはきっとあるのだろうと主張している。 そう主張するのはアメリカ、バージニア大学の小児精神科医ジム・タッカー博士だ。 彼は前世の記憶を持っているらしき子供たちにインタビューを行い、その結果を著書『Life After Life(人生の後の人生)』にまとめた。 【2500名の前世の記憶を持つ子供たち】 インタビューが行われたのは、前世で生きていたことを覚えていると証言する2歳から6歳までの子供たちで、その人数は2500名にものぼる。 そうした子はみな、前世の記憶に関連していると思わしき不思議なサインや行動を示していた。 たとえば、大昔の出来事を非常に鮮明に語る子供がいた。オクラホマ州在住の4歳のある男の子は、ハリウッドでモノクロフィルムを編集していたこと
ComfreakによるPixabayからの画像 今や目覚まし時計よりもスマホのアラーム機能を使って起きる人の方がおおいんじゃないだろうか?私の母親(70代)ですらそうなのだから、若い層はなおさらだろう。 スマホのアラーム音は様々な種類があり、カスタマイズもできるが、寝ぼけて聞き逃してしまわぬよう、けたたましく鳴り響くような音を選ぶ人も多い。 だがそれだと、朝の気怠さをいっそう強くし、目覚めが悪くなるそうだ。 オーストラリア、RMIT大学(ロイヤル・メルボルン工科大学)の研究によると、スッキリと目覚め、朝から最高のパフォーマンスを発揮したいのなら、目覚まし音をリズミカルな音楽を流すと良いという。 「ジリリリッ! っという目覚まし時計なら一気に目が覚めると思うかもしれませんが、データからは、意外にも音楽のアラームこそがスッキリとした目覚めの秘訣である可能性が示されています。」RMIT大学のスチ
TierImage/iStock 新しい研究によると、ペンギンの鳴き声のパターンは人間の言語と同じ法則なのだそうだ。 フランス、リヨン大学とイタリア、トリノ大学の研究グループが『Biology Letters』(2月5日付)に掲載した研究によると、絶滅危惧種であるケープペンギンの歌は「ジップの法則」と「メンゼラスの法則」の2つの法則に従っていることが確認されたという。 言語は、なるべく効率的にコミュニケーションを取るように短縮化される傾向にあるが、霊長類以外でもこの法則に従っていることが確かめられた初めての事例であるとのことだ。 【コミュニケーションを効率的にするため、言語は短縮化される】 言語には、なるべく効率的にコミュニケーションを図れるよう簡略化される傾向があることが知られている。 たとえば、よく使われる単語ほど短くなる傾向があり、これを「ジップの法則(Zipf’s law of a
Zinkevych/iStock 「情けは人の為ならず」ということわざがある。誤用されることも多いが、正しい意味は「人に情けをかければ(親切にすれば)、相手の為だけでなく、やがては良い報いとなって自分に戻ってくる」という意味だ。 イギリスの小説家、チャールズ・ディケンズはこんな言葉を残した。「この世に生きる価値のない人などいない。人は誰でも、誰かの重荷を軽くしてあげることができるからだ」 そしてこれらは本当のことだ。見返りを期待しないで他人のために善い行いをする、つまり利他的行為は、健康に良いということが科学的にも証明されたのだ。 【先行研究で明らかになっている利他的行為による心身への影響】 これまでの研究から、ボランティア活動など、誰か(何か)のために行動をすると、その思いやりの気持ちが、ドーパミンやオキシトシンなどの神経伝達物質の分泌を促し、気分が良くなってストレスが軽減され、不安が減
恐怖症の中で一番多いと言われているのがクモ恐怖症(アラクノフォビア)だ。蜘蛛に対して異常なまでの恐怖反応が生じてしまう精神障害の一種だ。 そこまではいかなくても、蜘蛛を見てギョッとしてしまう人は多いが、蜘蛛だって自然界に不可欠な大切な存在である。 蜘蛛の姿を目にしたら直ちに殺しにかかるような敵対的な態度を取り続けても、相手に対する理解は進まない。まずは蜘蛛に関する正しい知識を得よう。 同じ地球に住む8本足の仲間に関する素晴らしい魅力を知ることで、偏見や嫌悪感が薄れるかもしれない。 ―あわせて読みたい― クモは理論上1年で地球上にいる全人類を食い尽くせるという研究結果(スイス・スウェーデン研究)※蜘蛛出演中 実はクモって調教できる?合図に従ってジャンプするハエトリグモ(英研究)※蜘蛛出演中 クモ恐怖症をなんとかしたい?スパイダーマンを見るだけで症状が緩和されるという研究結果(イスラエル研究)
skeeze from Pixabay 散歩であれ、ジョギングであれ、ジムでのエクササイズであれ、適度な運動は健康に良いものとされており、それは本当だ。 だが、世の中には、運動が大切なことはわかっているが、どうしても体を動かしたくないという人もいる。 私とか私とか私だ。 そんな大の運動嫌いな人たちに朗報かもしれない。少なくともハエとマウスについては、運動をしなくてもその恩恵を受けられる方法が見つかったからだ。 【運動効果を模倣するタンパク質「セストリン」】 ミシガン大学医学部をはじめとする研究グループが発見したのは、「セストリン」というタンパク質には運動によって得られるいくつもの効果を模倣する力があるということだ。 研究グループによると、このセストリンは運動をすると筋肉に溜まることが分かっていた。そこでセストリンと筋肉の関係をもっと詳しく見てみることにしたのだそうだ。 [画像を見る] pr
今日から仕事始めという人も多いだろう。でもって二日酔いでフラッフラの状態で出社とかいう人もいたりいなかったりするのだろう。 まあ飲まなきゃそれで済むのだけれど、そういうわけにもいかないとかいう自己弁護をしたりしなかったりしながら、飲み続けた結果、やってくるのが二日酔いだ。 これまでも様々な二日酔いの対処法をお伝えしてきたが、専門家が提唱しているとは言え、本当に効果的な方法がどれであるかという情報は少ない。 そもそもなぜ二日酔いになるのかその詳細なメカニズムはまだ分かっていないのだからしょうがない。でもどうしても頭痛や気持ち悪さを消し去りたい、ワラにもすがる思いの人の為の、科学によって裏打ちされたという7つの二日酔い解消方法を見ていこう。 まだまだ新年会が続くという人にも是非参考にしてもらいたい。 【1. 梨ジュース】 [画像を見る] ミキサーでジュースを作る用意をしよう。オーストラリアの研
人口の多さに反して、メンタルヘルス専門家が少ないインド。習慣・文化も相まって、精神疾患を抱える人は社会的偏見を恐れる傾向にあり、適切な治療を受ける人が少ないという。 しかし、今後そうした問題を解決していくための第一歩として、有名大学の医学機関が「幽霊学」なるコースを開始。 どうやらインドの伝統的な医療システム「アーユルヴェーダ」を用いて、心身障害または心理障害を治療することを目的としているようだ。 【6か月コースの「幽霊学」とは】 インドのウッタル・プラデーシュ州ワーラーナシーにあるバナラス・ヒンドゥ大学(BHU)では、今年1月からユニークな名前のコースが開始されることになった。この大学はインドでも学術と研究成果において1、2を争う総合大学だ。 当初、そのコースについてはメディア側が「幽霊を見たり取り憑かれたりした人々を治療する方法を、医師に教えるための修了証書コースが大学で提供」と報じた
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