暗号文(あんごうぶん、英: ciphertext)は、暗号化アルゴリズムの出力で、判読不能な状態になった情報のことである。復号すると元のプレーンテキスト(英: plaintext)になる。平文(英: cleartext)も参照。 概要[編集] 古代より機密文書の伝達などの理由で暗号文が存在した。ジュリアス・シーザー(ユリウス・カエサル)はシーザー暗号を用いて暗号文を作成していたとされる。中世には外交官と通信するために暗号文が作成された。 なお、暗号"文"といっても文字列とは限らず、数値・図形・記号、その他、様々な形態で表現される。 有名な暗号文[編集] 有名な暗号文: 16世紀[編集] ヴォイニッチ手稿 - 暗号文のようにもみえる文章が記された手稿。1582年には存在していた。 Quipu キープ(en:Quipu) - インカ帝国で使用された縄の結び目で数値を表現している。 17世紀[編