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ブックマーク / realsound.jp (6)

  • 『SLAM DUNK』宮城リョータのプレイが勇気をくれるワケ ハンデを武器にする男の格好良さ

    「体の小さい人」というのは多かれ少なかれ、そのことを理由に侮られた経験があるのではないだろうか。小さいことはどうしても、弱さや力のなさに結びつけられがちだ。だからこそ、そんな風に見くびられた者が予想を裏切る強さを見せる瞬間には、この上ない痛快さがある。『SLAM DUNK』にもそんな立場の男がいる。湘北高校バスケ部の2年生・宮城リョータだ。 身長168㎝の宮城は、大概の選手より背が低い。マッチアップ相手との身長差が10㎝以上なんてこともザラだ。宮城が試合に出ると、決まって相手チームやオーディエンスから「小さいな」という声が上がる。そのたびに宮城は神奈川No.1を豪語するスピードで相手を抜き去っては、驚きとともにその評価を覆していく。 インターハイ予選の陵南戦で、宮城はエース仙道をかわしてシュートを決める。「オレならいつでもブロックできると思ったかい?」不敵な笑みとともに言い放ったその言葉に

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    takuwz
    takuwz 2023/05/07
  • 井上雄彦監督作品『THE FIRST SLAM DUNK』から考える 「漫画家が映画を撮ること」と、その可能性

    井上雄彦監督作品『THE FIRST SLAM DUNK』から考える 「漫画家が映画を撮ること」と、その可能性 2022年12月3日(土)、待望のアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開される。物語は桜木花道ではなく宮城リョータの視点で進むのか、とか、テレビアニメ版の声優陣を起用しなかったのはなぜか、とか、ここに来てさまざまな“憶測”がファンの間で飛び交っているが、とりわけ注目すべきは、やはり原作者の井上雄彦が脚と監督を務めている点ではないだろうか。 そこで稿では、「漫画家が映画を撮ること」について、あらためて考えてみたいと思う。 “漫画の神様”たちにとって映画は憧れだった とはいえ、だ。実は、「漫画家にして映画監督」という人物はそれほど多くはない。 たとえば、“漫画の神様”――手塚治虫。手塚は、膨大な漫画作品を執筆するかたわら、『ジャンピング』のような実験作から、『

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    takuwz 2023/05/07
  • 『仮面ライダーゼロワン』は“思考の限界”を壊してくれる 巧妙な脚本とフレッシュな映像の凄み

    2020年2月、かの手塚治虫の新作漫画が発表される。1989年に亡くなった「漫画の神様」の膨大な作品をデータ化し、AIに学習させることで、新たな作品を出力させるのだという。テクノロジーが故人の技術をよみがえらせる、そんなSF映画のような世界が、確実に迫りつつある。 AIはやがて人間を超え、その仕事や役割を奪ってしまうのか。そこにある倫理的な問題は? 試されるのは、「使う側」であるはずの人間なのか、あるいは……。課題は、山積している。 約24分とは思えない密度 そんな「今」を切り取るドラマが、現在放送中の『仮面ライダーゼロワン』(テレビ朝日系)だ。主人公は、大企業・飛電インテリジェンスの若き社長、飛電或人(ひでん・あると/高橋文哉)。同社が開発したAIロボ・ヒューマギアは様々な仕事の現場で活躍しているが、敵の手によって暴走し、人々を襲い始めてしまう。社長として、そして仮面ライダーゼロワンとし

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    takuwz 2020/01/23
  • 宮野真守、異彩放つ 想像の斜め上をいく『ゾンビランドサガ』がアイドルアニメと差別化できた理由|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    現在放送中の秋アニメ『ゾンビランドサガ』が、想像の斜め上すぎる方向性で視聴者の期待を裏切りまくっている(良い意味で)。放送開始前に公開された、「新感覚ゾンビアニメ」というキャッチコピー、そしてホラー色の強いPV。いったいどんなパニック作品なんだろう……とドキドキしていたのだが、いざ蓋を開けてみると、なんとドタバタ系ゾンビアイドルアニメだったのだ。 まず、普通に考えて、タイトル『ゾンビランドサガ』の「サガ」は、ファンタジー作品などでよく見る、「物語」を意味するアイスランド語だと思うだろう。しかし、放送開始早々明らかにされた作の舞台は、なんと「佐賀」! この時点で、おいおい、製作陣はどれだけふざけているんだと笑えてしまった。 そして、第1話の冒頭で交通事故に遭い、ゾンビとなってしまった主人公・源さくらは、その後他のゾンビ少女たちとともにゾンビアイドルグループを結成することに。その名も「デス娘

    宮野真守、異彩放つ 想像の斜め上をいく『ゾンビランドサガ』がアイドルアニメと差別化できた理由|Real Sound|リアルサウンド 映画部
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    takuwz 2018/11/08
  • ヒトラーの格好にドイツ市民はどう反応したか? 『帰ってきたヒトラー』主演俳優インタビュー

    ヒトラーが現代にタイムスリップしてくる喜劇『帰ってきたヒトラー』が現在公開中だ。作は、2012年にドイツで発売され、200万部を売り上げたティムール・ヴェルメシュによる小説映画化した作品。現代にタイムスリップしてきたヒトラーが、モノマネ芸人としてブレイクし、民衆の心を鷲掴みにしていく模様を描く。ヒトラーに扮した役者が実際にドイツの街に飛び出し、市民やネオナチといった人々の話を聞くなど、セミドキュメンタリー形式を取っている作。リアリティを追求するため、ヒトラー役には知名度の低い舞台俳優を抜擢したという。今回リアルサウンド映画部では、主演のオリヴァー・マスッチにインタビューを実施し、ヒトラー役に臨んだ理由や役作りの背景について聞いた。 「人々が再び洗脳されてしまうリスクを持っているのか試した作品」 ーードイツ人として“ヒトラー”を演じることに対して責任やプレッシャーを感じましたか? オリ

    ヒトラーの格好にドイツ市民はどう反応したか? 『帰ってきたヒトラー』主演俳優インタビュー
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    takuwz 2018/11/05
  • 『バーフバリ 王の凱旋』は歴史に残る娯楽超大作だーー黒澤明やジョージ・ルーカスの精神を受け継ぐ

    映画大国インドで歴代興行収入1位に輝き、さらに全米で週末興行成績3位を獲得するという大快挙を達成したインド映画、『バーフバリ 王の凱旋』。作は、通称「ボリウッド」とよばれるムンバイ(ボンベイ)のヒンディー語映画ではなく、南インドのテルグ語、タミル語映画であり、インド映画の懐の深さを物語っている。 実際に作を鑑賞すると、その前評判の高さをはるかに凌駕する、あまりにも激烈な面白さに驚愕してしまう。娯楽の王道も王道、いや、それを超えて、もはや“天道”を往く作品だ。興収データはもちろんだが、これはむしろ、内容の面で歴史に残るべき傑作である。まだ作を見ていないのならば、すぐさま劇場に駆け込んでほしい。趣味趣向が多様化する現代において、ここまで年代性別問わず多くの観客が楽しめ、それでいて一つ一つの表現が極度に洗練されている明快な娯楽作品は、近年なかったのではないだろうか。 音楽や舞踊に始まるイン

    『バーフバリ 王の凱旋』は歴史に残る娯楽超大作だーー黒澤明やジョージ・ルーカスの精神を受け継ぐ
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    takuwz 2018/04/02
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