最初にラズ氏が挙げたのは、映画館のキオスク端末だ。タッチスクリーンで見たい映画と席を選び、クレジットカードリーダーにカードを通して支払えば、チケットが印刷される。周辺機器や外部入力端子もなく、一見ハッキングできないように見える。 そんな端末で、ラズ氏はトップ画面の隅に「あるべきではない」メニューボタンを発見。タッチしてみると、多くの機能は無効化されている中で、プリンタの設定だけが生きていた。「無害と思って残したのだろう」と推測するラズ氏は、プリンタ設定画面を開き、操作しながらプリンタのアイコンへたどり着いて、長押しで機能メニューを表示。新規ウィンドウを開いてフォルダ構成を見ることに成功した。 しばらく探し回っていると、「credit」という名称のディレクトリが目に入った。そこには「trans」というディレクトリがあり、中にあるファイルをメモ帳機能で開くと、それはクレジットカードの一覧だった
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