長野と群馬の県境にある浅間山では、先月下旬ごろから、山頂火口の直下のごく浅い所を震源とする規模の小さい火山性地震が増加しています。気象庁は、浅間山の山頂火口の周辺では火山ガスや噴気などが突然、噴出する可能性があるとして地元の自治体などの指示に従って危険な地域には立ち入らないよう呼びかけています。 一方、現時点で地殻変動や噴気の状況などには、特段の変化は見られないということです。気象庁は浅間山の山頂火口から500メートル以内では、火山ガスや噴気などが突発的に噴出する可能性があるとして、地元の自治体などの指示に従って危険な地域に立ち入らないよう呼びかけるとともに、23日に浅間山に職員を派遣して、詳しい調査を行うことにしています。 浅間山は長野と群馬の県境にある標高2568メートルの活火山で、周辺には軽井沢などの観光地が点在しています。平成16年9月に起きた噴火では、関東や東北の広い範囲に火山灰