越前たんすのキャリーバッグが開発され、話題となっている。 タンスをキャリーバッグに 福井県の越前たんす職人が「越前たんすのキャリーバッグ」を開発した。 重さは約9キロで価格は20~30万円。引き出しの数や大きさは注文で変えられる。飛行機内に持ち込めるサイズで、軽く腰かけられる強度があるという。 伝統工芸を現代風に 開発したのは、福井県の越前たんす職人山口祐弘さん。 近畿大学理工学部を卒業後、建設機メーカーで設計開発を担当。長野県の技術専門学校で木工を学んだ後、家具メーカーに入社。 2010年に故郷の越前市に戻り工芸の伝統技法を習得し、2012年に家具製作会「Furnitureholic(ファニチャーホリック)」を設立。 福井の伝統工芸を現代風にした新商品を作る「7人のサムライ」という団体のメンバーの1人として活動しており、先月には東京新宿の京王百貨店でたんすキャリーバッグ等を販売した。 開