公開中のディズニー映画『アナと雪の女王』が大ヒットを記録している。全世界では『トイ・ストーリー3』を抜いて歴代アニメーション興行収入第1位を記録するなど、社会現象を巻き起こしている。日本では、公開5週目にして興行収入90億円を突破し、躍進が続いている。 この大ヒットの立役者がディズニー・アニメーション・スタジオのエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるアンドリュー・ミルスタイン氏だ。 彼は同社の組織体制を従来のトップダウン方式から、徹底した現場主義体制へ大改革し、近年のディズニー・アニメーション快進撃の礎をつくり上げたキーパーソンでもある。ミルスタイン氏によると、ヒットを生み出すチームを築きあげるまでには、3つのポイントがあったという。 はじめにこの物語を紹介しておきましょう。この作品はアンデルセンの『雪の女王』を下敷きとした物語で、現代的に色付けされて生まれ変わりました。創業者ウォル