機械学習をプロダクトに利用するにも、きちんと数学から理解しておくことは重要です。しかし、専門書を読もうにも難解な数学に阻まれ、諦めてしまった人も多いかもしれません。『Pythonで動かして学ぶ! あたらしい機械学習の教科書』はそんな人のための本。著者の伊藤真さんに、本書についてうかがいました。 本格的な機械学習の本を読むための「架け橋の本」 ――『Pythonで動かして学ぶ! あたらしい機械学習の教科書』はコードだけでなく必要な数学の基礎も押さえた入門書です。そんな本書を伊藤さんが執筆するに至るまでの経歴を教えていただきたいです。 伊藤:大学では工学部で応用物理学を専攻し、4年生でニューラルネットワークも研究していた研究室に所属しました。博士課程を経て研究者となってからは、運よく実験の道にも進むことができ、リアルな脳に触れることができました。 特に、2004年からは沖縄科学技術大学院大学の
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