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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (92)

  • 英調査報道センター所長に聞く ージャーナリズムが国家機密と格闘するとき(下) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロンドン市立大学に拠地を置く、英調査報道センター(CIJ)所長ギャビン・マクフェイデン氏に国家機密とジャーナリズムについて、聞いてみた。米国人のマクフェイデン氏はウィキリークスのジュリアン・アサンジ代表と個人的にも親しい人物の一人。(朝日新聞「Journalism」4月号掲載分に補足。) ―メガリーク報道をめぐる米政府やメディアの対応をどう見るか。 所長:米政府はすぐにウィキリークスとアサンジに対する攻撃を開始した。また、大部分の米国の新聞は暴露報道をしないようにと圧力をかけられた。政府側は新聞社の愛国心に訴えた。「どうか報道はしないでくれ。米政府が困惑するから」と。 米国の大手報道機関は難しい状況に立たされた。ジャーナリストたちはスクープを欲しがる。しかし一方では、メディア自体が巨大化し、大きな権力になっている。そこで、政府が耳元でこうささやく。「この報道は勧められませんね。出さないほ

    英調査報道センター所長に聞く ージャーナリズムが国家機密と格闘するとき(下) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 英調査報道センター所長に聞く -ジャーナリズムが国家機密と格闘するとき(上) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    国家機密に相当するリーク情報をメディアが入手したとき、これをいかに扱うべきだろうか。 国家機密とメディアの関係について、ロンドン市立大学に拠点を置く非営利組織「調査報道センター」(CIJ)の所長で同大教授ギャビン・マクフェイデン氏に見解を聞いた。(朝日新聞「Journalism」4月号掲載分に補足したものです。http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=12525) 米国人のマクフェイデン氏は、所長就任前、米英両国でドキュメンタリーや調査報道番組のプロデューサーとして活躍した。ウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジの知人でもある。メガリーク報道では、ウィキリークスから直接生情報を入手し、これをCIJの姉妹組織で非営利の番組制作団体「調査報道局」に提供する橋渡し役を演じた。 ―どのようにしてウィキリークスと関わるようになったのか?

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    tartvf
    tartvf 2011/05/14
  • 聡明な二人の結婚―ウィリアムとケイトさんが挙式 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ウイリアム王子とケイト・ミドルトンさんが、29日、ロンドンのウェストミンスター寺院で結婚した。王子はチャールズ皇太子の長男で、王位継承権順位は2番目になる。 私はこの日、諸処の事情で外に出ることができなかったので、主にBBCテレビとウェブサイトで結婚式の様子を見た。 その様子はすでに日のメディアでもだいぶ紹介されているが、二人を画面で追っていて私が思ったのは、なんと落ち着いて、聡明な新郎・新婦かということだった。 スコットランドのセントアンドリューズ大学で知り合い、友人同士から恋人になった二人は、足掛け8-9年ほどの交際を続けてきた。誕生日が早く来たミドルトンさんは、現在29歳だが、ウィリアム王子は28歳である。早い年での結婚ではない。一旦は破局に至ったものの、縁が復活し、今日に至った。一時は一緒に暮らしていたこともあるというし、十分に知り合った仲だ。 ケイトさんのウェディング・ドレスは

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  • ウィキリークスをどう見るか:ガーディアンの編集方針と勇気-欧州各国の反応から:「新聞研究」4月号 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨年後半のウィキリークスと大手報道機関との共同メガリーク報道で、欧州各国の反応を入れた記事を、月刊誌「新聞研究」(日新聞協会発行)4月号に書いた。以下はそれに若干補足したものである。 その前に、3月上旬に原稿を出してから掲載までにおきた主な動きだが、 ―現在、ウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジ氏は英国に滞在中だが、スウェーデンで起きた性犯罪容疑のために身柄を移送するよう、スウェーデン当局が求めている。身柄引き渡しを巡る裁判で、英治安裁判所は2月24日、引渡しを認める決定を下したが、アサンジ氏側は、3月3日、これを不服として高等法院に上訴した。結果はまだ出ていない。 ―3月2日、メガリーク情報を漏らしたとされるブラッドリー・マニング米上等兵に対し、敵支援などの追加訴追が行われた。 ―マニング兵は海兵隊施設で拘束されている身だが、自殺防止のため夜は衣服を没収されている上に、1日のほと

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  • 英サンデー・テレグラフに「福島50」の原発事故作業員の声 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    うっかりして、元記事のリンクを入れるのを忘れました! Japan tsunami: Fukushima Fifty, the first interview http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8408863/Japan-tsunami-Fukushima-Fifty-the-first-interview.html 間違いほか、ご指摘くださると幸いです。 **** サンデー・テレグラフで、「福島50」(フクシマ・フィフティー)と名づけられた、福島原発事故の作業に当たる人々(約50人といわれていたことから「フィフティー」と呼ばれた)への取材記事が載っている。顔写真つきで、はっきりと声が出ている。 福島で取材をしたのはアンドリュー・ギリガンとロバート・メンディック記者である。これまで、顔が見えないと言われた作業員たちは、「

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  • 英「エコノミスト」のドミニク・ジーグラー氏:日本の「静かな革命」とメディア批判 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨日に続き、東洋経済オンラインにもう1つのインタビュー記事が出ている。 東日大震災を試練に日は自信を取り戻す――英メディアが見た大震災下の日http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/7b78588dd49be0ae5802692dd4fe2e26/ 今回は、英「エコノミスト」誌、アジア担当エディターのドミニク・ジーグラー氏のインタビューである。同氏はコラム「BANYAN」を毎週執筆。1994年から2000年、中国特派員、05年から09年、東京支局長を含め、過去18年間、アジア地域の報道を担当している。 取材時のこぼれ話だが、もっとも盛り上がった話題の1つはメディア批判。それと、日に「静かな革命が起きている」という話も印象的だった。 ジーグラー氏は、ジーンズにセーターの楽な姿で受付に姿を表し、まず日語であいさつ。非常に

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  • 米国務次官補さえも「不合理」と評した、マニング米兵の拘束状況とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    フィリップ・クローリー米国務次官補(広報担当)が、13日、辞任した。ウィキリークスに機密情報を流したと推測されるブラッドリー・マニング米上等兵が、拘束中の海兵隊施設(バージニア州)で不当に扱われていると発言したためだ。 マニング兵は自殺防止のため、夜間は衣服を没収され、全裸で眠ることを強要されている。クローリー氏は、先週、米マサチューセッツ工科大学での会合で、マニング兵の取り扱いが「不合理、国防の面から言えば逆効果で馬鹿げている」と語った。 これに対し、オバマ米大統領は、11日、国防省からマニング兵の取り扱いが適切であると報告を受けた、と述べた。米政府トップから見放された形となったクローリー氏は辞任をせざるを得なくなった。 クローリー氏が「馬鹿げている」と表現した、マニング兵の拘束状況とはどんなものか?同兵の弁護士が公表した、マニング兵自身の説明を見てみよう。 以下は、ガーディアンの掲載記

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  • お知らせ:機密告発サイト ウィキリークスの真実! (別冊宝島) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    3月13日時点で、まだこれを手にしておりません(!!)来週中には日から届くと思うのですが。コメントがうまく返せないのですが、すごくよいレビューをみどりさんが書いてくれています。ご参考のこと。 http://newsfromsw19.seesaa.net/article/188131636.html?1298832015 先週ぐらいから書店に出た、「機密告発サイト ウィキリークスの真実! 」(別冊宝島) の中に、ガーディアンととアサンジの関係を書いています〔パート2の中の1つ)。 目次はこんな感じです。 まえがき 世界を震撼させる機密告発サイトの全容! Part.1 “元天才ハッカー”の素顔 ジュリアン・アサンジ 単独ロングインタビュー 国家機密をなぜ暴き続けるのか?   NHK取材班 謎のハッキングを受けながら……ジュリアン・アサンジ取材後記 【天才ハッカー物語】ジュリアン・アサンジの秘

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    tartvf
    tartvf 2011/02/27
  • 爆発的ヒットにならない「NHKオンデマンド」とダントツ人気の英BBCアイプレイヤー | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (この中に、ソニーのプレイステーションの話が出てきますが、最初、「パワーステーション」と間違って表記されていました。また、任天堂WiiをWII表記しておりました。訂正しておりますが、間違った情報を出してしまったことを、お詫びします。) 以下は「週刊東洋経済」のテレビ特集号(14日発売)に掲載された分に補足したものであるが、今回、NHKのオンデマンド放送を調べてみて、何故無料で提供されていないのかの根拠が、「放送法第9条第2項第2号」にあることを知った。〔先の段落に情報追加) これによって、NHKオンデマンドサービスは受信料を財源としないことが定められている。そこで、いろいろ工夫をこらしながら、様々なお試しコースを設けて、なんとか利用者を増やそうとしている。 何故、放送法のこの項目がそうなっているのか(受信料外の業務とされたのか)の背景が、よく分からなかった。これはつまり、「放送と通信の融合

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    tartvf 2011/02/21
  • お知らせ:「エコノミスト」にウィキリークスの経済リークの記事+補足 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    今、発売中の「週刊エコノミスト」最新号が「ウィキリークスと内部告発社会の格化」という特集を組み、その中に、経済リークに関する記事を出しています(いけだよしこさん、リサーチ協力)。 http://mainichi.jp/enta/book/economist/ 特集のラインナップはこういう感じ。 ―政府情報だけではない 社会装置化する「内部告発」 ■塚越健司 ―ウィキリークスに狙われたグローバル企業 ■小林 恭子 ―会社対応の趨勢は「もみ消す」から「公表」へ ■山 智之 塚越さんの記事の一部は、サイトでも読めるようになっている。 http://mainichi.jp/life/money/kabu/eco/summary/news/20110210org00m020011000c.html ―ウィキリークスの是非の判断は? 「白か黒か」とすっぱりと割り切れるものではないだろうが、昨年末ぐ

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    tartvf 2011/02/14
  • 「サイバー戦をどうするか?」-ロンドンで議論 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロンドンの記者クラブ、フロントラインクラブで、「ネットは21世紀の戦場になったか?」という題目で専門家が意見を交換し合うイベントが、9日、開催された。 そこでメモッた内容が以下である。このイベントの動画は、近日、フロントラインクラブのサイトで公開される予定である(今現在は、まだアップされていない)。 http://frontlineclub.com/events/2011/02/will-the-internet-be-the-battleground-of-the-21st-century.html この件にご関心のある方は、パネリストの紹介の中にあるレポートをダウンロードしてみていただきたい。 *** パネリストとして参加したのは: ケンブリッジ大学ウオルフソン・カレッジでサイバー・セキュリティーを研究するレックス・ヒューズ博士。 ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)の経

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    tartvf 2011/02/12
  • マードック傘下の英大衆紙 -消えぬ巨大電話盗聴事件① | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    メディア王ルパート・マードック傘下の日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」を巡る、電話盗聴事件に関して、これまで、何度か記事を書き、このブログでも紹介してきた。 この電話盗聴事件ではすでに2007年、関係者二人が有罪となっている。新聞社側は「この二人以外は関係していない」と主張する。しかし、ガーディアンは「組織ぐるみだった」と報道してきた。 問題は、盗聴事件が起きたときの編集長が今、官邸の広報担当者になっていること。それと、ニューズ・オブ・ザ・ワールド紙及び英国内のマードック・プレス(ほかに、サン、タイムズ、サンデータイムズ)の影響力が強大で、「怖くて何もいえない」部分があることだ。 盗聴を含めた取材行為が行われていたとき、編集長が「全く知らなかった」ということが果たしてあり得るだろうかー? ガーディアンのしつこい取材で、「実は自分もやっていた」とする元記者たちが、声をあげるようになっ

    マードック傘下の英大衆紙 -消えぬ巨大電話盗聴事件① | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    tartvf 2011/01/22