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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (92)

  • 英国で人気のテレビ番組「ダウントン・アビー」の裏舞台 -本当の持ち主の素顔とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ではそれほど話題になっていないようだが、英米で大人気となっているのが、英国製時代物ドラマ「ダウントン・アビー」。20世紀初頭の英国の大邸宅を舞台に、伯爵一家の人間模様を描く。 これまでに英国では民放ITVでシリーズ1、シリーズ2、クリスマス・スペシャルが放映されており、9月16日からは、シリーズ3の放映が始まった。 ちなみに、日では映画専門の「スターチャンネル」が放映しており、日語でウェブサイトを作っている。http://www.star-ch.jp/downtonabbey/ この中に、私も英国から見たこのドラマの魅力を書いている。 http://www.star-ch.jp/downtonabbey/essay.php 10月から、シーズン2がこのチャンネルで放映されるという。私は原稿料はいただいたが、宣伝料をもらっているわけでないのだが(!)、広く視聴できるようにならないかな

    英国で人気のテレビ番組「ダウントン・アビー」の裏舞台 -本当の持ち主の素顔とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    tartvf
    tartvf 2012/09/18
  • ソーシャルメディアの利用拡大 -英国の五輪報道 現地リポート | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    パラリンピックの熱い戦いが続いている。担当放送局となったチャンネル4が視聴者を大きく伸ばしている。チャンネル4の歴史にとって、画期的なイベントになった。 先駆けて行われたオリンピック(五輪)の英国での報道振りを、月刊誌「新聞研究」9月号に書いた。 http://www.pressnet.or.jp/publication/kenkyu/120831_1845.html 「ロンドン五輪から吹くデジタルの風」特集の1つである。以下は筆者の原稿に若干補足したものである。 なお、日人選手の活躍を英メディアがどう報じたかは、以前にもツイッターで紹介したが、駐日欧州連合代表部の公式ウェブマガジン「EU マグ」 に書いている。http://eumag.jp/behind/d0912/ この記事で、特に注意を喚起したいのが、「多国選手にかかわる記事は、あくまでも、たくさんある中の1つ」であるということ。

    ソーシャルメディアの利用拡大 -英国の五輪報道 現地リポート | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 予算縮小の大波にもまれる英BBC① | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    パラリンピックの競技をチャンネル4という放送局が放送中だ。五輪(オリンピック)を担当したのはBBCだった。パラリンピックがこれまでにないほど人気なので、BBCの五輪番組担当者たちが「パラリンピックもBBCが放送すればよかったのに」とうらやましげに語ったそうだ。 チャンネル4は形態がやや特殊な放送局だ。運営資金は広告収入によるのだが、チャンネル4テレビジョン・コーポレーションという公共団体が所有・運営している。「もう1つの視点」をだすことを目的に、1980年代初期、放送を開始した。「もう1つの視点」とパラリンピックの放送とはぴったり合っているように思う。 7月に、英放送界最大手BBCの年次報告書が出た。これを話の序として、BBCの現況を「メディア展望」9月号(新聞通信調査会発行)http://www.chosakai.gr.jp/index2.html に書いている。以下にそれに若干補足した

    予算縮小の大波にもまれる英BBC① | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • パラリンピックと周辺 障害者をめぐる環境は変わるだろうか? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロンドン・パラリンピックで、障害者をめぐる環境は変わるのだろうかー?これがパラリンピックの開催地英国で盛んに議論されるようになった。 29日、開会式が開始される数時間前のイベントで、元パラリンピック参加者の男性と話す機会があった。 聖火リレーを応援し、パラリンピックを盛り立てようというイベントには、パラリンピック関係者、英国の観光業関係者、文化フェスティバル運営者、メディアが集まった。 体格のよい男性が、談笑の輪の真ん中にいた。濃紺のさっそうとしたスーツ姿で、少し日に焼けている。ストライプのシャツに水玉のタイも格好よい。 アラン・ウェザリーさんは元パラリンピック参加者でロンドン在住。視力に障害があって、よっぽど大きな字でなければ読書は不可。紙に書かれた文章を読むには、片目のレンズがふさがれている特製めがねをかけて、紙に顔をくっつけるようにして読む。片目のレンズが曇りガラスのようになっている

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  • ロンドン夏季五輪、無事終了 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨晩、閉会式があって、ロンドン夏季五輪が終了しました。 白熱の競技が続き、いくつかのどきどきした情景が目に焼きついています。みなさんは、いかがでしょうか。 閉会式はポップ音楽のメドレーで、私にはすべてのミュージシャンの名前が分からなかったけれど、私が若かった頃の音楽は非常に懐かしいものでした。 特に感動したのは、もう亡くなってしまった、クイーンのボーカル、フレディー・マーキュリーの姿を映し出し、いかにも彼がまだ生きているかに見せて、生の観客と掛け合いをさせた場面です。やるなーと思いました。クイーンの残りのメンバー二人の演奏もいい感じでした。 モンティ・パイソンのメンバーの一人、エリック・アイドルが出てきて、Always look on the bright side of life(いつも人生の良い面を見よう)という歌を歌ったところも、当にそうだなあと思って、非常によい場面だと思いました

    ロンドン夏季五輪、無事終了 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • ロンドン五輪⑫ 終盤戦へ  その経済効果とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    夏季ロンドン五輪がいよいよ終盤戦に入った。「その後」を考える時期が到来したともいえよう。果たして、五輪招致はロンドンや英国全体にとって、どんな経済効果をもたらすのだろうか? 「英国ニュースダイジェスト」最新号の筆者記事に補足したものが以下である。 *** 7月上旬に発表された、大手銀ロイズ・バンキング・グループによる調査報告書「ロンドン2012の経済効果―オリンピックとパラリンピック」の中から、要点を拾ってみた。 The Economic Impact of the London 2012 Olympic & Paralympic Games http://www.lloydsbankinggroup.com/media/pdfs/lbg/2012/Eco_impact_report.pdf ―GDPへの波及効果は165億ポンド 報告書が調査対象としたのは、ロンドンが五輪開催地と決まった2

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  • ロンドン五輪⑧ 長いが感動的な開会式 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    27日夜、いよいよ五輪の開会式が行われた。待ちに待ったという感じである。 4年前の北京オリンピック開会式は、その派手さ、豪華さで人々をあっと言わせた。いったい、ロンドンはどうするのか?規模の大きさで勝てないなら(そんなお金はない)、何で勝負するのだろうか? そこで起用されたのが映画監督のダニー・ボイル(「スラムドッグ$ミリオネア」など)であった。 その前にまず、開会式の冒頭の紹介だ。この間ツール・ド・フランスで優勝したばかりの英ブラッドリー・ウィギンス選手(スカイチーム所属)が出てきたのだ。開会の合図となる「オリンピック・ベル」を鳴らしたそうだが、この部分、見逃してしまったので、以下は時事通信の記事の引用である。 ロンドン五輪の開会式は、荘厳な鐘の響きで幕を開けた。先の世界最高峰自転車ロードレース、ツール・ド・フランスで英国勢初優勝の快挙を果たしたブラッドリー・ウィギンズが、万雷の拍手で迎

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  • 英王室はこれからも続くか?―その位置と国民の思い | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    約一月ほど日に滞在し、昨日(6月30日)、英国に戻りました。さまざまな刺激的な会話があり、その一部はブログやツイッターで流そうと思っています。 日にいる間、ブログを一度も更新できなかったのですが、戻ってきて、また英国の視点で見たことを書いていくことになりそうです。 日でよく聞かれたのが、「ロンドンは五輪開催で盛り上がっていますか?」という問いでした。少なくとも、5月末の時点では、「それほどには盛り上がっていない」感じがしました。 というのも、メディアが五輪の否定的な面をバンバン報道していたからです。お金がかかりすぎる、交通体制が悪い、地元経済は潤わない、テロ対策が滑稽だ、チケットの違法販売が見つかったなどなど。それでも、6月上旬の女王即位の祝賀イベントは非常に盛り上がったということですので、五輪もそれなりに熱い時期になりそうです。何せ、あと一ヵ月もありませんから。 新聞通信調査会が発

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  • 米パンナム機爆破事件の容疑者、死去 -「温情措置」で釈放された理由は?(2009年のエントリーより) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    米パンナム機爆破事件(「ロッカビー事件」、1988年発生)のリビア人容疑者、アブドルバセト・メグラヒ氏(アルメグラヒ氏と表記する媒体もある)が、20日、リビアの自宅で死去した。同氏はガンで闘病中だった。 メグラヒ氏はスコットランドの裁判所で2001年に有罪判決を受け、受刑していた。後、前立腺がんで余命3か月と診断され、2009年に「温情措置」として釈放された。 パンナム事件の経緯やメグラヒ氏釈放にかかわる背景を、2009年 09月 05日付けでブログ http://ukmedia.exblog.jp/12265709/ に書いた。以下はこれに補足した再掲である。(一部、敬称略。肩書きなどは当時のもの。) 死去のニュースを聞いた、米国での反応などは以下の記事をご参考に。 パンナム機爆破事件のアルメグラヒ元受刑者が死亡 http://www.afpbb.com/article/disaster

    米パンナム機爆破事件の容疑者、死去 -「温情措置」で釈放された理由は?(2009年のエントリーより) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    tartvf 2012/05/21
  • ロッカビー爆破事件 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    エジンバラテレビ会議の後で、ロッカビーに行ってみた。米パンナム機の爆破事件(20年ほど前)が今、英国でホットな話題になっているが、飛行機が落ちたのがこのロッカビーなのだ。 270人(住民は11人)が亡くなって、墓地の一角に記念碑ができている(上の写真)。訪れた日は雨で、殆ど誰もいなかったけれど、きれいな生花の花壇があった。犠牲者の名前が刻みこまれた石材などを見ていると、「一体真実は何だったんだろう」と、怒りの感情がわいてくるのだったーリビアにもパンナム機にも全く関係のない私がー。 「英国ニュースダイジェスト」(4日発売)にこの事件のあらすじと何故いま騒がれているのかを書いた。原稿は先週末ぐらいまでの情報をもとにしたものである。 リビア爆破犯釈放で波紋 ―英国の国益関与か? 1988年の米パンナム機爆破事件で、爆破犯として有罪となり、スコットランドの刑務所で受刑生活を送っていたリビア人男性が

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    tartvf 2012/05/21
  • 入国審査待ちに長蛇の列 ヒースロー空港混乱は誰のせい? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    先月、海外から英国への玄関口と言えるヒースロー空港で、入国審査を待つ旅客が長蛇の列を作る事態が発生した。最悪では3時間近くも待つ場合があったという。空港当局らは入管人員を増加させたが、今月になっても2時間近く待たされたという声が届いている。一体、何故こんなことになったのだろう? 「英国ニュースダイジェスト」最新号のニュース解説面に、ヒースロー空港での長い入国審査待ち問題について、書いている。 http://www.news-digest.co.uk/news/news/in-depth/8985-long-queues-at-heathrow-airport.html 以下はこれに若干補足したものである。 *** ロンドン・ヒースロー空港で、先月、入国審査の待ち時間が2-3時間にも及ぶ事件が起きた。長蛇の列に並んだ乗客は、待ち時間の長さに痺れを切らし、審査官に向かって野次を飛ばしたり、皮肉

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    tartvf 2012/05/17
  • ご成婚から1周年 ―キャサリン妃の評価とは? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ケイト・ミドルトンさんが、王位継承順位第2位のウイリアム王子と結婚し、ケンブリッジ公爵夫人=「キャサリン妃」となってから、4月29日でちょうど1年となる。 今では1人で公務をこなすまでになっており、同妃の笑顔が英国の新聞や雑誌に出ない日はないと言ってよいほど、人気が高い。 これまでと今後に注目した原稿を「英国ニュースダイジェスト」最新号の「ニュース解説」に出している。ウェブサイトでは、キャサリン妃、エリザベス女王、故ダイアナ元皇太子妃の比較表もあるので、よかったら、ご覧になっていただきたい。http://www.news-digest.co.uk/news/news/in-depth/8857-catherine-duchess-of-cambridge.html 文に若干足したものは以下である。 ご成婚から1周年 ―キャサリン妃の評価とは? ―ダイアナ元妃の違いとは? キャサリン妃は、

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    tartvf 2012/05/02
  • 「英国メディア史」の書評・レビュー紹介 -その2- | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    以前に一度、拙著「英国メディア史」の書評を集めたエントリーを出しました。 http://ukmedia.exblog.jp/17371520/ 少し時間がたったので、集まってきたものを紹介します。 ①まず、アマゾンにいくつか、書評が出ています。2番目のほうは最近のエントリーのようです。 「英国メディア史」のページ http://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E5%8F%B2-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E9%81%B8%E6%9B%B8-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E6%81%AD%E5%AD%90/dp/4121100042/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1335181535&sr=8-2 この方の書評もそうですが、様々な「ここは指摘して

    「英国メディア史」の書評・レビュー紹介 -その2- | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    tartvf 2012/05/02
  • 黒人青年殺人事件と英メディア (下) ―英新聞界の裏側 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (以下は朝日新聞の月刊メディア雑誌「Journalism(ジャーナリズム)」3月号に掲載された記事に補足したものです。) http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13583 ―新聞コラムは誰が書いているか、週刊誌が調べてみるとー 英国で有色人種人口に最も閉じられた世界といえば、新聞界も例外ではない。 左派系週刊誌「ニュー・ステーツマン」電子版の分析(1月12日付)によると、日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」(昨年7月廃刊)での電話盗聴事件への反省から、新聞界の報道の実態や倫理基準を調査する、「レベソン委員会」(レベソン判事の名前から由来)が、昨年秋から公聴会を開いているが、年末までに名前が挙がった99人の証言者の中で、社会の少数民族(マイノリティー)であった人物はわずか2人だったという。 ガーディアン紙が編さんする、『メデ

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  • メディアとツイッター -アカウントは誰のものか? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    NHK堀さんのツイッターアカウントの件で、話が盛り上がっているようだが、ひとまず、英メディアとツイッターの話で前回、入りきれなかったことを紹介してから、この件を考えてみる。 ―司法界 ツイッターを利用する人がどんどん増える英国で、昨年末、イングランド・ウウェールズ地方(英国の人口の5分の4を占める)で、裁判を傍聴する記者が事前の許可なしにツイッターや電子メールを通じて法廷から外部にツイートすることが認可された。 http://www.bbc.co.uk/news/uk-16187035 これ以前の話として、2010年末、ウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジの裁判で、記者らが(許可なく)ツイートを始めた事件があった。昨年5月には、芸能人らのスキャンダルを巡って、裁判所が報道禁止令を出していた件で、ツイッターに当事者を特定する書き込みが多数発生した。禁止令は有名無実化してしまった。 今年

    メディアとツイッター -アカウントは誰のものか? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 英大手メディア ソーシャルメディアの活用進む -ガイドライン作り発信 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国の大手メディアがソーシャルメディアをいかに活用しているかについて、「新聞協会報」(3月27日号)に書いた。かなり大きなスペースをいただいたのだけれども、いろいろなことが起きていて、調べた分だけでもすべてを入れることができなかった。 今回は、ひとまず、協会報掲載分に若干補足したものをここで紹介し、次回のエントリーで、入りきれなかった論点を紹介してみようと思う。 *** 英大手メディアは、インターネット上で参加者が情報を提供・交換・共有するサービス、「ソーシャルメディア」の活用を活発化させている。 ネットが情報収集の大きな場として成長する中で、リアルおよびにバーチャルな友人・知人による口コミが情報の収拾選別の方法として広まってきたことが背景にある。 速報性に優れることで大きな注目を浴びる短文投稿サービス「ツイッター」の例を中心に、これまでの経緯やガイドラインをまとめてみた。 ―ツイッターで

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  • 英国の原発の今 「クリーンなエネルギー」の行方は?(「英国ニュースダイジェスト」より) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨年3月、日では東日大震災が発生し、福島県にある複数の原子力発電所が危機状態に陥った。その後、ドイツが原発からの完全撤退を表明し、イタリアでは国民投票で原発建設に反対の意が表明された。1950年代半ば、世界で初めて商用原子炉を稼動させた英国では、福島の原発事故以降も、新規原発の建設も含めこれまでの方針を変更しないようだ。 原発における英国の立ち位置を検証してみた原稿を、「英国ニュースダイジェスト」に出している。最新号のニュース解説には、原発の場所や稼動年が入った地図がついているので、ご覧いただけたらと思う。 http://www.news-digest.co.uk/news/news/in-depth/8732-nuclear-energy-in-uk.html 以下は、文部分に若干補足したものである。 *** 英国の原発の今 ―「クリーンなエネルギー」の行方は? 原子力の民事利用の

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  • BBCの「プロジェクト・バルセローナ」と「ラジオ・プレイヤー」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    14日、BBCの経営陣トップ(ディレクター・ジェネラル)、マーク・トンプソン氏が、ロイヤル・テレビジョン・ソサエティーの会合で、スピーチを行った。 私も話を聞いた聴衆の1人だった。トンプソン氏はディレクター・ジェネラルになって8年目。そろそろ、辞め時か・・・という噂も出ている。そこで、「いつ辞めるのか?」、「これまでの最大の失敗は何か」という点に、会場の質問が集中した。 しかし、もっとも刺激的だったのは、「プロジェクト・バルセローナ」(=バルセロナ計画)の話である。この話はその後、ニュース媒体でどんどん配信された。 これは何かというと、利用者が、BBCの過去の番組(過去といっても、うんと昔というよりも、放送直後にという意味)=デジタルアーカイブを「少額で」買って(ダウンロードして)、永久に所有できるサービスだ。 トンプソン氏は「オープン・アップ」という言葉を使っていた。複数の販売網から販売

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    tartvf 2012/03/17
  • 英戦争写真家たちの会話 「写真は何かを変えたのか?」-帝国戦争博物館で  | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    6日夕刻、ロンドンの帝国戦争博物館(Imperial War Museums)で、世界各地での戦争報道で知られるベテラン写真家ドン・マッカリン(Don McCullin)と、現役の戦争報道写真家たちが、アフガン戦争について語るイベントがあった。「50年間、戦場写真を撮ってきたが、何も変わらなかった」とクールに語るマッカリンと、「戦争の記録を残したい」という若手写真家たちとの違いが色濃く出た夕べとなった。(写真右はマッカリンによる、ベトナム戦争で「シェルショックを受けた米兵」1968年。) イベントは、博物館で開催中のマッカリンの写真展(4月15日まで)に付随して行われた。 http://www.iwm.org.uk/exhibitions/shaped-by-war-photographs-by-don-mccullin 私がノートに取ったメモ書きを元に、その雰囲気を再現してみたい。(名前

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    tartvf 2012/03/08
  • 朝日「Journalism」に奥山記者によるオリンパス元社長の記事 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    朝日新聞が出している月刊メディア雑誌「Journalism」の3月号に(私も1つ原稿を書いているが)、興味深い記事がいろいろ出ている。 データジャーナリズムに関する詳しい記事(小林啓倫氏著)も興味深いが、私にとっての目玉は、朝日・奥山俊宏記者が書いた、オリンパスの元社長による、日の新聞批判である。 オリンパスの損失隠しを最初に書いたのは、月刊誌「FACTA」であったという。これが2011年7月。それ以降、日のマスコミはこれについてずっと書かないまま。英訳記事を手にした当時の社長ウッドフォール氏が、ここに書いていることは「事実なのか?」と菊川会長(当時)に聞いたことがきっかけで、一連の大きな動きが起きる。 社長職を解任されたウッドフォード氏が、損失隠しに関わる資料を持って、内部告発をしようと思ったとき、声をかけたのは、日のメディアではなく、英フィナンシャル・タイムズだった。金曜に記者と

    朝日「Journalism」に奥山記者によるオリンパス元社長の記事 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    tartvf 2012/03/06