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ブックマーク / econ101.jp (5)

  • クリスティアン・シューベルト: 『ナッジ』の倫理について (2016年1月22日)

    Christian Schubert, A note on the ethics of nudge , (VOX, 22 January 2016) 『ナッジ』とは、人々の行動に影響を及ぼすが、そのインセンティブを変更することも、強制を加えることもないような形で行う人のチョイス・アーキテクチャの修正である。1つの政策手段としてみたとき、ナッジが或る種の行動を変更させるのに効果的であることは夙に示されてきた。稿では、人間操作的とも成り得るこのような政策を用いる際に生じてくる倫理的問題の究明を試みる。考え得る政策が人々の福利厚生・自律性・全一性 [integrity] に及ぼす影響を究明する評価プログラムを素描しつつ、そこにみられる実務への示唆にも目を向ける。 市民は合理的であり、かつ、十分な情報を与えられていると想定するなら、スタンダードな政府政策の費用・効果評価は単純明快である。選択は、

    クリスティアン・シューベルト: 『ナッジ』の倫理について (2016年1月22日)
    tartvf
    tartvf 2016/02/29
  • ポール・クルーグマン「お金の真の意味とやらに惑わされて:金融政策無効論のおはなし」

    Paul Krugman, “Fixated on the True Meaning of Money,” Krugman & Co., September 19, 2014. [“Money in a Time of Zero,” The Conscience of a Liberal, September 3, 2014.] お金の真の意味とやらに惑わされて by ポール・クルーグマン CUMMINGS/The New York Times Syndicate ぼくが昔 MIT で教わったチャールズ・キンドルバーガーは,よくこう言ったものだ――国際通貨についてあんまり長く考え続けると,あたまがおかしくなっちゃうぞ.彼が言わんとしてたのは,ドルの国際的な役割についてだんだん強迫観念に駆られはじめて,それこそが世界で最重要なことだと思うようになっちゃうってこと――ほんとはドルの国際的役割な

    ポール・クルーグマン「お金の真の意味とやらに惑わされて:金融政策無効論のおはなし」
  • ダグラス・アーウィン 「大恐慌の原因はフランスにもあり?」(2010年9月20日)

    ●Douglas Irwin, “Did France cause the Great Depression?”(VOX, September 20, 2010) 大恐慌(Great Depression)に関する専門的な研究の多くは、大恐慌があそこまで深刻な不況となった理由を金位制に求めている。これまで経済史家は、大恐慌の引き金となった要因としてアメリカによる金融引き締めに着目してきたが、フランス(による金融政策)が果たした役割に対しては十分な注目が払われていない。世界全体に存在する金準備のうちフランスが保有する割合は、1926年の時点では7%だったが、1932年の時点ではその割合は27%にまで上昇することになったのである。1930~31年の間に世界全体で物価は30%下落することになったが、そのうちのおよそ半分はフランスとアメリカによる金の大量保蔵(溜め込み)によって説明できる可能性が

    ダグラス・アーウィン 「大恐慌の原因はフランスにもあり?」(2010年9月20日)
  • スコット・サムナー 「経済思想史を学ぶ意義とは?」(2014年1月14日)

    ●Scott Sumner, “Why history of thought matters”(TheMoneyIllusion, January 14, 2014) タイラー・コーエンがブログで触れていたので知ったのだが、新たにブログを始めたばかりのクリス・ハウス(Chris House)が次のように語っている。 大学院に入学したばかりの学生がケインズの『一般理論』にわざわざ時間を割くのは賢明ではないと考える理由は、過去の経済学者がこれまでに成し遂げた貢献のうちで重要な洞察は多かれ少なかれ現代のテキスト(教科書)の中にしっかりと取り込まれていると思われるからだ。現代の生物学者でダーウィンの『種の起源』をわざわざ読むような人はほとんどいないだろうし、現代の数学者でユークリッドの『原論』を手に取るような人はもっと少ないに違いない。現代の幾何学や数論についてちゃんと理解したいと思うなら、その分

    スコット・サムナー 「経済思想史を学ぶ意義とは?」(2014年1月14日)
  • 大学にいく意味は? « 経済学101

    大学に進学することの価値を将来所得への影響などから推定することはできるし、そういう研究はたくさんある。ここでは、アネクドータルな記事を紹介(@jsatoさんの紹介)。 How Useful is a College Degree These Days? 会計を専攻したものの、会社員生活が合わず、今は家でウェブ記事の執筆・編集やSEOなどオンラインマーケティングを仕事にしている。 大学を結局卒業せず、水道工事の道を選んだ人。アメリカの家はよく水道工事が必要になるので、下手な大卒より余程稼いでるかもしれない。 リフォーム工事をしている高校の同級生。これもブルーカラーであるものの専門技能は必要という仕事だ。 建設業でマネージャーになり、30歳で家を買い$100k稼いでいるという。 今度はキネシオロジーで卒業したものの仕事が見つからずレストラン業界に入ったという友達の従兄弟。サーバーからバーテンダ

    tartvf
    tartvf 2011/09/17
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