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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/yi78042 (3)

  • リスクのとらえ方と伝え方 - ひまわりの種

    所属しているMLなどにも投稿したことなのだが、 このところずっと、考えていることがある。 放射線による健康被害は、ほとんどは大丈夫だと、わたしは認識している。 が、それはゼロということではない。 私たち医師は、これまでの診療で、 予後不良かもしれない、というお子さんに遭遇した経験は、大なり小なり、ある。 そのようなお子さんを紹介する立場、受ける立場の方々がいる。 今わたしは開業医だから、ほとんどは紹介する立場だが、勤務医の頃は、受ける立場でもあった。 もしかしたら悪性かもしれない病気の疑いのあるお子さんの親御さんに、どのように、ご説明するか。 難しい病気の診断や治療はもちろん難しいのだが、その説明には、とりわけ、心を砕かねばならない。 伝え方ひとつで、人も家族も希望を失うことだってあるのだから・・・。 今、福島の子ども達は、 「あなたがたは、将来がんになる」 「あなたがたは、将来まともな

    リスクのとらえ方と伝え方 - ひまわりの種
  • 「他人事」という優しさ - ひまわりの種

    ちょっと妙なタイトルなんだけど・・・・。 9月下旬に、用事で名古屋まで出かけた時のこと。 用事を済ませると夜も遅くなったので、宿泊先までの移動にタクシーを使った。 運転手さんは、大阪から働きに来たというおっちゃんだった。 ーお客さん、どちらから? わたしは、ちょっと迷ったが、思い切って答えた。 あのう・・・、福島からです。 あ、でもね、「放射能」は付いてませんから。σ(^◇^;) こう、冗談めかして答えたら、 ーあぁ、そうですかぁ。福島からおいでんなったですか。ワシ、全然そんなこと気になりまヘんデ。 そうですか、ありがとうございます。 わたしは素直に礼を述べた。 運転しながら、おっちゃんはさかんに景気のこととか世間話をした。 ー名古屋はトヨタがあるもんで、景気がいいと言われとるけど、震災を受けて自粛自粛で、 まぁ、ワシらの商売も上がったりですワ。 ーホントなら、こういう、関係ないとこの住民

    「他人事」という優しさ - ひまわりの種
    tartvf
    tartvf 2011/11/20
  • 福島で暮らすということ~小児科医として思うこと - ひまわりの種

    3・11から3ヶ月が過ぎようとしている。 もう何年も生きてきたような気持ちだ。 最初の数週間は、不安を押し殺しながら、夢中で過ごしたように思う。 水がない。 電気がない。 ガスもこない。 ガソリンもない。 料も少なくなった。 生活物資も滞ってきた。 でも、被災した方々に比べたらはるかにましだ。 わたしたちがおろおろして、ここでの生活を投げ出したらどうなる。 患者さんは、妊婦さんは、お母さんは、赤ちゃんは、どうなる。 毎日、そんな思いで過ごした。 日々、刻々と変わる放射線レベルに、不安になる親御さんがたくさんいた。 わたしたちなりに、必死に情報を集め、その時に正しいと思う情報を伝えてきた。 今もその考えは、同じだ。 4月になって、県内のほとんどの学校が再開した。 遅れて卒業式をやった学校もあった。 ・・・・・ここまでは、よかった。 4月中旬、文科省の「年間20mSv」という基準が発表されて

    福島で暮らすということ~小児科医として思うこと - ひまわりの種
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