まず告知です。福島第一原発の事故で避難を余儀なくされ「住めない土地」とされてしまった風景と、そこに暮して来た人々をめぐるドキュメンタリー最新作『NoMan's Zone 無人地帯』のワールドプレミアは、東京フィルメックス映画祭(11月19日〜27日)です。 日時:11月25日(金)午後3時半〜 会場:有楽町朝日ホール (地図はこちら) 前売り券の購入はこちらから この春の大震災という、下品な言い方をしてしまうなら極めてタイムリーな題材を映画にすることについて、いろいろ訊ねられることは想定されるだろう。先日の山形国際ドキュメンタリー映画際でも震災特集の特別プログラムがあって、そこで森達也、安岡卓治他監督の『3.11』などの作品を中心に議論になっていた。 『無人地帯』はしかも、ただ震災だけではない、原子力発電所の事故をめぐる映画なのだから、よりそうした議論の対象となるのだろうし、東京フィルメッ