英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「なぜBBCだけが伝えられるのか」(光文社新書)、既刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)など。 by polimediauk
英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「なぜBBCだけが伝えられるのか」(光文社新書)、既刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)など。 by polimediauk
9・11米テロから10年。この間に「テロの戦争」(ウオー・オン・テラー)という言葉も生まれた。 英メディアでは少しずつ、この10年を振り返る番組が放映されだした。関連本も書店に出るようになった。 この「テロの10年」を振り返るとき、どんな本や番組がお勧めだろうか?できれば米国の人(学者でなくても、一般市民でも)の見方が知りたい感じがするが、とりあえずは、私が英国で出くわしたものを紹介してみたい。 まず、「エコノミスト」(最新号)が書評欄で4冊の本を紹介している。 Learning the hard way http://www.economist.com/node/21528225 (登録者でないとすぐには読めないかもしれないのでご注意。) ここでお勧めの本は4冊で、①ファワズ・ゲルゲスが書いた、「The Rise and Fall of Al-Qaeda」、②ロビン・ライトが書いた、「R
978-4-907087-41-8 (Amazonで販売) 編集:公益財団法人新聞通信調査会 2024年9月30日発行 定価 550円 送料1冊100円
3・11震災前と後では、日本に住む人の心の持ちようや考え方にーーたとえ自覚はなくてもーー何らかの違いがでてきているのではあるまいか?そんな気がするこの頃だが、ジャーナリスト佐々木俊尚氏の「キュレーションの時代」を、3・11前に大変興味深く読んだ。 今でも、読んだ後の衝撃は変わっていない。しかし、その「衝撃」の大部分は個人的なものである。それでも、同様の思いをもたれた方もいらっしゃるかもしれないので、書いてみようと思う。 この本を読んで、第一義的には、「キュレーション」(「無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、そして多くの人と共有すること」-扉の中の文章からー)というアイデアが斬新で、いろいろと考えることがあった。同時に、同氏による日本社会の空気(=考え方)のつかみ方に、はっとさせられた。 おそらく、佐々木氏の本というのは、メディア関係
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