「中動態」でウェブ検索していたら、國分功一郎氏と、精神科医である斎藤環氏の対談イベントを再構成したというウェブページが目に入りました。 http://igs-kankan.com/article/2019/10/001185/ 國分氏の発言を引用します。 ****** >なぜ中動態に注目するのか。実は中動態のことを知ると、当たり前のものと思えていた能動と受動の対立が実は非常に不便なものであることがわかってくるのです。僕がよくあげる例は、「惚れる」です。 (省略) >英語だと“fall in love”という良い言い方がありますけど、落っこっちゃうわけですよね。でも、自分で落ちようと思って落ちられるわけでもない。そうすると能動でも受動でもない。でも中動態を持つ言語だったらこれを表現するのは簡単なんです。「私は惚れるという過程の内側にいる」あるいは「私の中で惚れるという過程が進んでいる」という
